Eヴィーゼル「夜」

Eヴィーゼル

ホロコーストの迫害を生き延びた、小説「夜」を出版し、ノーベル平和賞を受賞した方です。米国のホロコースト記念に関して、大きな影響を及ぼした人との印象です。国連でも大きな活躍をされています。小説「夜」の中で、 ”いったい神はどこにおられるのだ” のセリフは、深く印象的な言葉だと感じています。

一方で、イスラエル&パレスチナ情勢に関し、シオニストよりに見られがちで、彼の態度に一部のユダヤ人同胞からも批判的な意見を見ることがあります。

  • 1928年、ルーマニアのシゲット生れのユダヤ人

  • 1944年、アウシュヴィッツ強制収容所

  • 1945年、ブーヘンバルト強制収容所で解放

  • 1948年、仏ソルボンヌ大学入学

  • 1956年、渡米

  • 1958年、「夜」出版

  • 1963年、米国帰化

  • 1978年、米国「ホロコーストに関する大統領諮問委員会」設立され初代委員長に就任

  • 1986年、ノーベル平和賞

  • 1998年、国連ピースメッセンジャー就任

「夜」

言葉(「夜」より)

  • 「いったい、神はどこにおられるのだ。」 そして私は、私の心のなかで、ある声がその男にこう答えているのを感じた。 「どこだって。ここにおられる――ここに、この絞首台に吊されておられる…。」("For God's sake, where is God?"And from within me, I heard a voice answer:"Where He is? This is where--hanging here from this gallows...")

  • “One day when I was able to get up, I decided to look at myself in the mirror on the opposite wall. I had not seen myself since the ghetto. From the depths of the mirror, a corpse was contemplating me. The look in his eyes as he gazed at me has never left me.”