だんべえ踊りの可能性…市民共有の文化財に
こどもだんべえ踊りの実施により、孫と嫁は幼稚園で覚え、おばあちゃんは地域活動でだんべえ踊りを覚え…といった現象がはじまり、 それまでにない家庭内での会話が生まれるというほほえましい効果が生まれました。
また、新興団地と元よりの住民との触れ合いがなかった地域で、一緒にだんべえ踊りで汗をかくことによって交流が始まったり、小学校の授業でだんべえ踊りを 行う際に地域のだんべえ踊りグループに指導を依頼することで地域の大人たちと小学生との交流ができたりという 効果も出はじめました。
また、納涼祭の踊りに参加してくれる人が少なくなったという地区で「だんべえ踊りをプログラムに入れたら参加者が増えた」 という声も上がっています。こうして発展してきただんべえ踊りですが、この曲には不思議な力があるようです。
知的障害者の施設に出向いて練習会をしたときのことです。何があってもいつも遠巻きに見ているだけという人が最前列で夢中になって踊っているというのです。施設の職員さんから「この踊りというか音楽にはなにかありますね」といわれました。たしかに何かがあるのでしょう。それが何かはわかりませんが、いろいろな施設で同じようなことを言われましたし、幼稚園などでも園児がすごく興奮します。
群馬県民共有の文化財として「上毛カルタ」があります。
老若男女を問わずその読み札や絵柄など共通の話題になります。
他県にもご当地カルタはあるようですが、上毛カルタほど認知普及されてはいないようです。
そういった有形のものではありませんが、私は「だんべえ踊り」が前橋市民共有の文化財として発展していってほしいとおもっています
(写真は平成11年の前橋まつり このとき櫓の上でMCをやっていたのがだんべえ星人)
・・・続いて教室の変遷について「7:おまけ1 G21Dについて」をお読みください