PSP限定版付属 特別解説本サマリ
復活記念限定版には、「特別解説本 ~花乱火の併せから入って八手で詰み!!いいね!?」が付属していました。発売と同時にここまで書いてしまっていいの?という濃い内容、ネタバレの連続で驚かされました。
解説本には、なぜこのような新要素を入れたのか、という桝田氏の思いがつづられているのですが、ここではプレイに直結しそうな部分を抜粋して掲載させていただこうかと思います。
- 19の新要素
- 新たな神様の追加と解放時のボーナス
- 神様の遺伝情報と順位の調整を行った。
- 解放時にボーナスとして奉納点が得られるようにした。
- 神様の遺伝データが交神のたびにアップ
- 「使い道のない神様がいる」という不満に応えるために導入。
- 交神回数が増えると成長の効率は下がっていく。下位の神様の場合、最高レベルに持っていくまでには100回くらい交神する必要がある。
- セリフは4段階。2・4・8回目の交神で変わる。
- 奥義の併せの追加と消費する健康度の減少
- 心の重要度を高くした関係で、奥義は創作が難しく、失われた場合に復活する確立も下げてあるので、出来るだけ継承させたほうがよい。
- 奥義の併せの倍率は、2人なら5倍、3人なら8倍。
- 戦術の柱にして欲しかったので、使いやすいように消費健康度を下げた。
- 槍使いの「〇〇大風車」と踊り屋の「夢〇〇音頭」を削って攻撃系の奥義に入れ替えた。
- 術の併せの倍率が上昇
- 「陽炎」の重ねがけ一辺倒なのが不満で、術も使ってもらえるように調整した。
- 術の併せの倍率は、4・6・8倍。オリジナルは、3倍・5倍・7倍・・・・。
- 後述するが、全属性のパラメーターを満遍なく上昇させた「スーパーマン」を作るのが難しい仕様になったので、術を意識して特定の属性に特化した一族育成を行う、という戦略もありうる。
- 熱狂の赤い火に新たな効果を付加
- 「3ヶ月先までの赤い火が出現する月」が決まっているので、旧作のようにリセットを繰り返して毎月赤い火を出現させることはできない。その代わり、半年に一度は必ず赤い火が出るようにしてある。また、複数出現する可能性もある。
- メリットばかりではバランスが悪いと思い、赤い火にリスクも付加しようと考えた。敵がプレーヤー周辺にワープしてくる、動きが早くなる、など。リスクがある赤い火は半分程度、また1年目は通常の赤い火のみ。
- 赤い火用に、「引波のお守り」が必須。
- 天候と地形効果の追加
- 日本の四季を表現したかった。
- 味方だけでなく敵にも影響する。「紅蓮の祠」では「鳴神小太郎」が地形効果で大幅にパワーアップしている。
- 地形効果の例
- 雨による視界不良
- 「紅蓮の祠」で火属性の術の威力アップ
- 「忘我流水道」で火属性の術の威力ダウン
- 「地獄巡り」の亡者砂漠で武器の攻撃の威力がダウン
- 「親王鎮魂墓」の金色館では、戦闘中に術が使用できなくなる
- 雑魚に関しては、地形効果が不利ならば無視してしまう逃げ道がある
- 剣士限定!特注の剣が作成可能に!!
- 「剣士が使えねェ」という悪評に応えたかった。
- 所有者の攻撃力が剣の攻撃力の倍以上ある状態で、所有者がレベルアップして攻撃力が上昇すると、上がった数値の半分弱ほどが剣の攻撃力に上乗せされていく。
- 剣の攻撃力が上昇しはじめたら、それは「親を超えた」証である。
- 剣を装備してボスを倒すと、属性や福効果も付く。逆に負ければ呪い属性が付加される。呪いは負けたボスを倒せば解ける。
- 剣の値段は攻撃力に比例するので、子供のときに発注したほうがよい。
- 裏京都と〇子チャレンジの追加
- 「〇子を一発ぶん殴らせろ」という声に応えたかった。
- 裏京都にはデータをすべて持ち越せる。未解放の神様の解放や京の復興も継続可能。
- 大江山に〇子がいて対戦できる。裏京都の大江山は、大将だけで構成されたパーティ(大将が判別できない)がウヨウヨしている。そのうえ、常に熱狂の赤い火が8個出現している。
- 〇子はかなり強い。ダメージに応じて7段階に行動パターンが変化する。
- 遺伝データの取捨選択基準の変更
- 術の併せが強力になった分、バランスをとるために強力な術を覚えにくいようにするため、遺伝システムの仕様を変えた。
- オリジナル版では、「良い・普通・悪い」の順に親から遺伝データを取得していたが、PSP版は「良い・悪い・普通」の順に変更した。長所も引き継ぐが短所も引き継ぐ。
- 一族の平均寿命が1ヶ月分延長
- 虚弱体質の子供の急死で予定が崩れてしまうのを回避した。
- 心の値の重要度がアップ
- 奥義習得時の心の値の条件を底上げした。
- 心の値は年齢が高いほど伸びやすいので、若いうちにレベルを上げすぎないほうがいい。
- 一族ステータス画面に追加された新要素
- 趣味や口癖などを追加。プレーヤーが勝手に設定を妄想する楽しみを広げたかった。
- 進化を遂げて見やすくなった一族の家系図
- 縦方式から横方式に変更。
- 拳法家の攻撃範囲を拡大
- 自陣前列にいる場合は敵後列にも攻撃可能となった。
- 連続攻撃の発生率も上げてある。
- ボスの復活サイクルの短縮とHP公開
- 「使い道のない神様がいる」という不満に応えるために導入。
- 論理的に無駄なくボス戦を行って欲しいため、HPを表示させるようにした。
- 携帯袋がいっぱいのときは捨てずに使う
- 携帯袋がいっぱいの時は、使ってから拾えるようにした。
- ゲスト作家による姿絵の追加
- 新規の美人画を24枚追加。
- 男性が描かれた武者絵も追加。
- 京都の町には常に人間が表示されるように変更した。
- 不気味で面白いアドホック通信の「結魂」
- 旧作の「養子」と違い、他家の血が交わることになる。
- スクリーンショット機能の充実
- 「一族自慢」をしたいプレーヤーのために導入。
- 「俺屍」については、ネットでスクリーンショットを公開してもらうことはまったく問題ない。
- 新たな神様の追加と解放時のボーナス
- 14の攻略法
- 目的意識と行動・戦術の最適化
- 個々のキャラクターはいずれ死に至る。次の世代を見据え、目的意識をもった計画・プレイが必要。
- 討伐続行のすすめ
- いちいち帰還するのは時間の無駄。健康度に問題がなければ、討伐続行に大きなデメリットはない。
- 若いうちは、健康度は1ヶ月で50程度回復する。
- マップ上で使える術の有効活用
- 陽炎・・・敵が近づかない
- くらら・寝太郎・・・敵が静止
- 速瀬・速鳥・・・移動速度上昇
- 野分・・・敵の数を減らす
- 戦略的交神
- 状況に併せた交神をする。属性武器を生かすための神様選びなど。
- 先を見据えた交神をする。PSP版は長所だけでなく短所も受け継がれやすい。一族の個性を意識した交神の計画を。
- 戦闘のルールと考え方
- このゲームは「ザコ戦で大ダメージを受けてはいけないゲーム」。そのためには、先手を取り、大将をさっさと倒すのが基本。
- 大将の逃亡条件は、
- ①大将以外も生き残りがいる場合は、大将の体力が1/4以下
- ②大将以外に生き残りがいない場合は、大将の体力が1/2以下
- の場合に、逃亡するかどうかの判定が行われる。逃げる確立は①②ともに1/2。
- ボス戦とザコ戦で戦い方を切り替えるべき。属性武器よりも攻撃力の高い武器に換える。このキャラは死んでも「反魂の儀」が使えるから無茶してもOK、くらいの割り切りもあり。
- 4つの戦略
- 以下の4つのどれかをメインにしつつ、状況に応じて他の戦略も利用していく。
- ①術の併せ人数を増やすために戦略的に技属性を偏らせる
- ②属性武器にあわせて交神相手の神様を選択
- ③大ダメージを与える奥義の継承(併せも考える)
- ④特注の剣の育成
- ボス戦に挑む月はザコ戦は極力避ける
- 健康度の減少、時間のロスというリスクがあるため、ボス戦に挑むつもりなら、ザコ戦は極力避けるべき。
- そのためにダッシュを多用することになる。ダッシュは体力が減るが、マメに回復することを心がけていれば大丈夫。
- ザコを避けるため、くらら・陽炎なども活用する。
- 戦闘中の「清水」の効果
- PSP版では「清水」を戦闘中にも使用できるようになった。
- 敵味方問わず、状態異常・ステータス強化などの特殊効果をすべて打ち消し、初期状態に戻す。仙酔酒と違い、敵も含まれているのがポイント。
- 攻守ともに大事な「祭り系」
- 地形効果により敵の属性攻撃が強化されることがあるので、祭り系でダメージを軽減しないとダメージ999で即死する場合もある。
- 「呪いアイテム」の有効活用
- たとえば、防御力がダウンするアイテムは、先手を取って相手に攻撃する機会を与えず勝利していれば、実質的にはデメリットが無い。呪いアイテムもうまく使えばメリットのみ享受できる。
- 「引波の御守」と「養老水」を常備
- 「引波の御守」は即座に退却可能。
- 健康度が0なのとそうでないのとでは、死亡確率が全然違うので養老水は重要。
- 養老水は今回入手しにくくなっているので注意。選考会で手に入る。
- 宝箱の中身を覚える
- PSP版では、宝箱がお金に偏っている場所・薬に偏っている場所、などが存在する。覚えておくと何かと好都合。
- 効率よく新しい術を習得する
- 術習得条件を満たした上で翌月を迎えると術を覚える。装備品でパラメーターを上げておくとよい。
- 公式討伐隊選考試合の賞品に注目
- 養老水はかなり入手しにくくなっている。選考試合で集めるのも手。
- 選考試合の賞金は、旧作に比べ100分の1程度になっている。
- 目的意識と行動・戦術の最適化
- 資料室
- ダンジョンのモデルとなった実在の場所
- 民俗学者による「酒呑童子」伝承の解説
- 重要人物解説
- 『花』の歌詞
- 枡田氏インタビュー(ゲームショウで続編の発表があるとか・・・)