著者 永井 路子
4.1 5つ星のうち 3 カスタマーレビュー
ダウンロード歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)Book ePub永井 路子 -
以下は、歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 クレオパトラや楊貴妃やヴィクトリア女王、マーサ・ワシントンやローザ・ルクセンブルクなどについては面白いと思いますし、永井路子氏の意見には賛成なのですが、特に私も、マーサ・ワシントンに関しては、彼女を一方的に悪妻扱いするのはかわいそうな気がします。彼女は、世間からかなり中傷されたようですし。ただ、ルクレツィア・ボルジアを「お頭が弱い」と断定してしまうのはどうかなと思うのですが・・・私は別に特に彼女のファンという訳ではないし、兄のチェーザレの犠牲になった、とにかくかわいそうな悲劇のヒロイン、聖女だと思っている訳でもないのですが、それにしてもこれは断定的過ぎでは・・・と思ってしまいました。聡明で意志が強くて行動的な女性が好きな永井路子氏には、彼女のような女性は理解に苦しむタイプなのでしょうが。お市の方を引き合いに出して、私はお市の方の方に点をあげたいと言ったりしていますし。どうも永井路子氏は自分に理解できないタイプの女性に対しては、見方が手厳しいような気がします。ルクレツィア・ボルジアに関しては、まだ藤本ひとみの「角川スニーカー文庫 藤本ひとみのカジュアル英雄伝」の「ルクレツィアって、したたかよ」の方が賛成できます。それから、メアリー・ステュアートに関してですが、この本はだいぶ昔に出版された「文春文庫 歴史をさわがせた女たち 外国篇」の新装版ですし、イギリス史やスコットランド史専門ではない人が書いたら、こうなってしまうのはしかたがないのかな・・・と思いました。ただ、メアリーの二人目の夫のダーンリーが、ただの気の弱い誠実な夫で、一方的な被害者のように書いているのは、納得がいきません。ダーンリー自身も傲慢なエゴイストであったことは、(近年では、彼が浮気をしていた事も判明しており、(そのため彼は梅毒にかかっていたという説もあります。)や、彼自身、メアリー暗殺を考えていた可能性があるという説も出てきています。)たぶん、永井路子氏が参考にしたと思われる、シュテファン・ツヴァイクの「メリー・スチュアート」やアントニア・フレイザーの「スコットランド女王メアリ」でも、ダーンリーが問題のある性格であった事は、しっかりと書かれていると思うのですが。どうも、永井路子氏のダーンリーについての書き方には、首をかしげる部分がありました。 歴史好きにはたまりません。中国〜ヨーロッパまで、歴史をさわがせた女性たちについて短く軽妙に語ってくれます。それぞれが短編なので、電車の中で読むのにちょうどよいです。女は強いなぁ・・・と感心しつつ。 Tags:歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)PDFダウンロード歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)PDF歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)のePub歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)ダウンロード歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)オーディオブック歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)ダウンロードブック歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)発売日歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)試し読み歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)ネタバレ歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)amazon歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)download歴史をさわがせた女たち〈外国篇〉 (1978年) (文春文庫)kindle