第11回ECSRA研究会

●日程:2012年7月27,28日

●場所:大阪大学吹田キャンパスR棟214 map

リーフレット

●研究会趣旨

身体性に基づくロボットの知能に関する研究は身体や環境の理解、運動の獲得、認知発達など多岐にわたり、研究者の層も薄く、発展途上と言えます。そのため、統一的方法論が確立されていないため、各研究者が個別のアプローチをとっているのが現状です。

次世代を担う研究者となるべき学生の研鑽も、個別の研究室に閉じることなく、様々なバックグラウンドを持った学生が自発的に集い、密に意見交換し議論する中で自律的に行うことが重要です。これにより、未知の領域を開拓できる独創性を備えた研究者が育つことを期待しています。

そこで、このような学生同士が集い、議論し合う場を設けることが本会の目的です。この研究会を通して、身体性認知科学という挑戦的な分野において新たな研究や知見が得られることを私たちは期待しています。

●参加費:無料です.ただし夜間討論会に参加される場合は別途必要となります.

●研究会スケジュール

7月27日(土)

12:00-13:00: 受付

13:00-13:30: 開会の挨拶及び自己紹介

13:40-14:40: 講演(発表45分,質疑15分)

・内藤栄一先生(NICT 脳情報通信融合研究センター 脳情報通信融合研究室)

13:20-14:10: 口頭発表1(発表20分,質疑10分)

・末岡裕一郎(大阪大大須賀研究室)

空間離散化に基づくマルチエージェントシステムの解析と展開

15:20-15:50: 口頭発表2(発表20分,質疑10分)

・奥村 優子 (京都大板倉研究室)

乳児におけるヒト及びロボットの視線からの物体学習

15:50-16:20: 口頭発表3(発表20分,質疑10分)

・西川鋭(東京大國吉研究室)

筋骨格ロボットによる多様な姿勢を含むダイナミック運動

16:30-18:00: ポスター発表

19:30- 夜間討論会

7月28日(日)

9:00-10:00: 講演 (発表45分,質疑15分)

・高橋英之先生(大阪大浅田研究室)

10:10-10:40: 口頭発表4(発表20分,質疑10分)

・佐藤英毅(東北大石黒研究室)

身体構造に応じた振る舞いが可能なクモヒトデのロコモーションに内在する自律分散制御則の解明

10:40-11:10: 口頭発表5(発表20分,質疑10分)

・福山寛志 (京都大明和研究室)

乳児と大人の相互作用における共有行動とその発達

11:20-11:50: 口頭発表6(発表20分,質疑10分)

・白藤翔平(大阪大細田研究室)

ヒトの筋腱構造を規範としたロボットフィンガの開発と運動学解析

11:50-12:50: 昼食

12:50-: 研究室見学(予定)

●ポスター発表に関して 

A0一枚に収まる大きさでお願いします.