「アーでもない?」「コーでもない?」四苦八苦してやっと地下鉄乗車カードを買う。
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地下鉄と鉄道が併設されている水原駅
水原駅から路線バスに乗って水原華城へ。
降りる場所を見失まいと窓から外を注視していると、八達門が飛び込んできた。急いで降りようと慌てていると、ほとんどの乗客がここで降りはじめる。
あいにく八達門は修理中のため保護布で覆われ外見が見えない。一周ぐるりとまわり、西に向かって階段を登り始めた。
今日は、「水原カルビを食べるぞ!」と意気込みながら城郭巡り。
歴史ドラマ「イ・サン」の正祖大王が理想都市として建設した華城は、東洋と西洋の技術を融合させて造られている。
特に、城郭の築造に石材とレンガが併用されている点や、矢や槍・剣だけでなく鉄砲も含めて攻撃と防御が可能な城郭となっていてることが特徴。
なかでも、中国の伝統的な築城方式である雉城(チジョウ)、甕城(オウジョウ)、空心墩(トン)が設けられた。
雉城は城壁の一部が凸に設置された監視設備であり、甕城は華西門のように城門を防御する構造設備であり、空心墩は監視と攻撃を兼ね添えた施設であり、すべてが華城独特の軍事施設となっている。
一時は華城への遷都も検討されたが、華城完成直後に正祖が死亡したため遷都は見送られた。
城郭への登り道。
南砲楼②: 城壁から突き出ていて火砲を隠した楼閣。
西南暗門③:城郭の秘密通路で隠密に行き来できるようにした施設。
西南角楼(華陽楼)④:見張りや休憩の場所。
西将台⑦: 軍事を指揮し所。
西将台から見た水原の町並み
西弩台(ドダイ):見張り台
ヒョット見上げると木の上にリスが!
『リスに見張られている!!』
⑩西北角楼:見張りと休憩所。楼閣の下はオンドル部屋で兵士が宿泊できた。
⑪華西門:西の門で半円形の甕城(オウジョウ)が一方が裂けた形に設置されている。
⑫西北空心墩(ドン):外壁の穴は見張りを兼ねた銃の設置場所
⑲華虹門(北水門):七つのアーチ型水門。
⑳東北角楼(訪花随柳亭)
(24)東将台(練武台):兵士の訓練を指揮した場所。
(25)東北空心墩(トン):随円形の形態で内部は螺旋階段が設置された、見張りと銃の設置場所。
(27)蒼龍門:華城の東門。内と外のアーチ規模が異なっている。
蒼龍門通路の天井図。