6/21の前期成果発表に向けて、4週間で取り組みを進めていく。次回は全体でDコース全体でブレーンストーミング(※オンライン)を行う。
現在、まだ自分が探求することが見えていない人も多いだろう。しかし、食べものの味は、食べてみないとわからないし、さらにその味を好きになるかどうかは、なんども味わってみなければわからない。それと同じように、「自分の問い」は、先に見えるものではない。なにかをやって、その経験を通して徐々に見えてくるものと考えてみよう。
フィールド演習のプロセスは、いわゆる順列にこなしていく「線形」では捉えられない。
上の図は、周囲との関係の中でできていく、「自分の問い」の位置づけを描いてみた。活動自体はバラバラに起こるもので、プレゼンで話す順番どおりに制作活動が進むわけではない。
プロジェクトのように組織的な活動と違って、個人ワークでは「ゴールを決めてから、やる」のではなく、「やってみてから、ゴールを決める」ことができる。(参考:Dycleの佐藤さんのビデオレターでの発言)
とは言え、フィールドはどこかにしぼらなければ、取り掛かりようもない。今回の演習では、自分が関わるフィールドを絞っていこう。
1)教員の指示で4人一組になる。
2)準備してきたアクタントマッピングキャンパスについて、意見交換する。
3)10分✕4回=40分
画面共有か、プリントされた紙を見る(※感染症対策として、お互いの顔は近づけないように)
自分はなぜそれに注目したか、まとめてみて何に気づいたかを語る(5分程度)。
聞いた他のメンバーは、それに対して自分の視点から助言する(5分程度)。
特に左下の「どんな問いに挑戦しますか?」が、もっとも大事で、発想する力が必要なので、協力してよい問いを探り当てられると良い。
現時点ではみんな足元が定まってないし、書かれていることもおぼろげだと思うので、もし粗い部分が見えても批判より提案を心がけよう。個人ワークではあるが、みんなで助け合って進めたいもの。
しっくりこないのが当たり前。「問い」は、抽象度が高く、一発で決まるものではないので、進めながら変更していっても良い。
残りの時間で、教員からの全体フィードバックが行われる。
・フィールドノート(記録)について
・アクタントマップについて(参考記事「人間中心デザインでいいんでしたっけ?」)
「アクタント マッピング キャンバス」は、利害関係者を人間だけに限らず、ノンヒューマン(地球や動物といった自然環境)まで広げて描けるようにカスタマイズされている。通常、ステークホルダーマップは円で描かれることが多いが、これまで、人間やデジタルテクノロジー以外の要素は円の外側に置かれ、事業の骨幹からは除外されてきた。このキャンバスではノンヒューマンな要素も人間と同様の扱いとして円の内側に配置して、ビジネスの検討をスタートする。自然環境への細やかな共感を促し、環境負荷が低く、かつ実行可能なプランを導き出すことが主要な目的となっている。
アクタントマッピングキャンパスで取り上げたことを参考に、フィールドを絞っていくためにアイデアシートを書いてみよう。さまざまな角度から考えてみることで、だんだん「問い」が明確になっていくはずである。
各自2枚受け取る。PDFデータはこちら(A4)。Macで作成しても良い。
現時点ではゴール(成果物)が見えてなくても構わないので、こんなことをやってみようかな、という願望も含めて、できる限り埋めてみること。
1)アイデアシートを書きながら、次回までに取り組むフィールドを絞っていく。フィールドが定まっていない場合は、さしあたってなにか始められそうなことから、何枚か書いてみると良い。
2)次回演習では、コースを乗り入れてブレストを行うので、他のプログラムの人に説明できる状態まで進めてくること。準備できるのであれば、アイデアシート以外に写真や実物などを説明に用いてもかまわない。
3)フィールドノートとともに、締切は 5/23 23:59
Discordの個人チャンネルに投稿
※次回は4クラスを乗り入れてディスカッションするにあたって、
移動時間を節約するために、オンラインで行う。