本日の集合場所 (通常通り)
PC=124教室
IB=121教室
MC=117教室
CD=118教室
今後の予定
・10/25 制作準備(授業なし)
・11/15 作品制作日(授業なし)
・11/22 成果物3 最終発表会(8:50~12:50)
9:00-9:15 |全体説明
9:15-10:45|学生間ダイアローグ(ネーミング&キャッチコピー)
9:45-10:15|学生間ダイアローグ(ネーミング&キャッチコピー)
9:15-10:15 |教員面談(個人ごとによびだし)
10:15-10:30 |まとめと次回予告
1)成果物2の評価に応じて、教員から呼び出しがかかるので教員と 1on1を行う。
2)個人面談は、10/11,18にまたがって行う。方向性を見失っている学生や取り組み内容が不明な学生を中心に行われる。
3)呼び出しを受けた場合は、速やかに教員のところに移動すること。
以下のワークは、個別面談と同時進行で行う。
1)それぞれの成果物の「名付け」と「キャッチコピー」について考えてみよう。名前を与えるのは非常に難しいが、生み出した親にしかできない大事な仕事である。諸君らの成果物には、どんなネーミングをすればいいだろうか。なかなか自分では手がかりがみつけにくいと思うので、相互にアドバイスしあってみよう。
2)ネーミングは成果物という「もの」だけではない。サービスの名前やプロジェクトにつける名前もありうる。
3)それぞれの持ち時間を決めた上で時間を計って対話する。
4)共有の手順
説明者は、資料として、自分のポートフォリオサイト(※成果物1と2)と成果物3の構想を用いて説明する。
アドバイスする側は、対話を通して、その成果物の「他にない独自性」や「いいところ」などの、名付けの「ヒント」となるものを映し出せるように協力する。
名付けは他人の意見だけではなく、自分が「こうあってほしい」という願いをこめるものでもあるので、自分の内側にも耳を傾ける。
対話のセッションは3回あるので、自分で「名付け」と「キャッチコピー」のどちらに重点を置くかを調整して下さい。
対話は決して議論(論理が正しいか正しくないか)ではない。相互に傾聴し、アドバイスをもとに最終的には自分で決めること。
4-1)スケールさせること
「スケール」は、通常は大きさの程度や規模、目盛りなどの意味だが、ビジネス用語としては、プロジェクトの規模や利益率の大きさなどの「規模拡大」のことを指す。スタートアップなどでよく使われる言葉であるが、諸君らの制作しているものも一種のプロダクトなので、同じような見方ができると言えるだろう。
現状では手作り感が漂う試作品にすぎないとしても、クラウドファンディングやスタートアップ投資などの手段によって、金銭的な支援者を増やすことができる。描いているビジョンに力があれば、つくったものを広めていくことができる。ビジネス視点を取り入れる場合は、この視点に気をつけて解釈してみよう。
どうすれば、諸君らがつくっているものは、手作業からスケールするだろうか?どうすれば、自分だけの活動に閉じないで、賛同者や協力者を増やし、サービスや製品、コミュニティ(共同体)やムーブメント(運動)になっていけるだろうか?
5−1)ブランディング
ある特定の商品やサービスが、顧客によって他の製品と違うと「識別」され、そこに価値を認めるとき、その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶ。したがっていわゆる「高級ブランド」だけでなく、諸君らのつくっている成果物もブランドは生まれる。
そして、ブランディングとは、あるブランドに対する共感や信頼などのイメージアップを通じて、顧客にとっての価値を高めようとするマーケティングの戦略のことである。戦略にはさまざまなものがあるが、なにはともあれ、まずは「そこに発生する、なんらかの価値」を決めていくことがスタートで、顧客が期待することと、そのブランドが提供できるものの関係を設計していくことが求められる。
諸君らの成果物は、誰に、どんな価値を提供するだろうか?それを決めた上で、
1)それらを言語化した「ネーミング」(サービス名/プロダクト名)
2)それらを言語化した「キャッチコピー」
3)それらを視覚化した「イメージカラー(メインカラーや、2色/3色配色)」
4)それらを視覚化・シンボル化した「ロゴデザイン」
に取り組んでみよう。もちろん下の参考事例(ナイキとアップル)が示すように、いきなり普遍的な完成度を持つものを要求しているわけではない。自分にできる範囲の暫定でよい。
参考記事
<第1回> ブランディングとは何をすることなのか~4つのブランディング領域と企業事例~
first versions ナイキ社 / first versions アップル社 / first versions ツイッター社
1)この時間(11/1)までに、成果物3で取り組む内容を、自分で確定すること。
2)次回までに、それぞれの成果物3の「サービス名/プロダクト名」と「キャッチコピー」を考えて、フィールド・ノートにまとめる。
3)イメージカラーとロゴデザインは発表会当日(11/22)まででかまわない。
4)成果物3のプロトタイピング/構想を進める。
もちろん思いつかない場合はあとで変えてもまったく構わないが、気合い入れて決めないと、いつまでも決まらないので気をつけること。
つくることは、決めていくことでもある。そして決めることは、怖いことである。みんなの合議によって決めていく「プロジェクト」とは違って、フィールド演習ではそれぞれ個人が決断を引き受けていくことを学修目標にしている。自分なりに決めるために必要なポイントをしっかりと解釈してみよう。