本日の集合場所
PC=124教室
IB=124教室(尾形先生体調不良のためPCと合併)
MC=118教室(上松先生出張のためCDと合併)
CD=118教室
今後の予定
・11/15 作品制作日(授業なし)
・11/22 成果物3 最終発表会(8:50~12:50)
9:00-9:50 | 学修ポートフォリオ説明
9:50-10:20 |個人面談(クラスによる)
10:20-10:30 |まとめと次回予告
ポートフォリオの3つの意味、「就活用ポートフォリオ」については、第8回で解説済み。
第8回教材を参照のこと。今回は、学位をとるために必要な「学修ポートフォリオ」について解説する。
「学修ポートフォリオ」と「就活用ポートフォリオ」の違いが、わかりにくいと思うので図解した。両者は目的が別なので、混在させるとたいへん危険である。学生自身が、ちゃんと両者の意味を使い分けて作成する必要がある。
第8回で説明した就活用ポートフォリオとは別に、もうひとつのポートフォリオがある。本学部の修了能力認定に必要な「学修ポートフォリオ」は、学びの場におけるポートフォリオの仲間であり、さまざまな学修活動やそれを通して学んだ経験を逐次記録し、ファイリングしてふりかえるためのツールである。
学修ポートフォリオは、学修者の視点では、それぞれの課題を自分自身でまとめ直し、総合的にふりかえることで、自分自身の学びに役立てていくことができる。一方で、教育者側はその振り返りを学修者と共有することで、別々に学んだことの新しい解釈や接続点を見出したり、明確に数値化しにくい内面的に起こった変化をより確実に評価していくことができる。つまり双方にメリットがある。
なお大学での学びは「学習」ではなく、学び修めるという意味で「学修」と使い分けられている。
"大学設置基準上、大学での学びは「学修」としている。これは、大学での学びの本質は、講義、演習、実験、実習、実技等の授業時間とともに、授業のための事前の準備、事後の展開などの主体的な学びに要する時間を内在した「単位制」により形成されていることによる"
新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~(答申)
ネットワーク情報学部の学生は、「修了能力認定D」(4年生前期 / 必修)において、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)を満たす学修を達成した根拠を示すために、学修ポートフォリオを提出する必要がある。
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■ネットワーク情報学部の目的
ネットワーク情報学部は、情報学およびそれに関わる社会・人間・環境・技術・数理の包括的な教育研究を通じて、地球的視野に基づき他者と協働し、科学的かつ創造的に問題解決できる能力を有する人材を養成することを目的とします。次に掲げる目標を達成した学生に学士(情報学)の学位を授与します。
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■DP / ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
DP1:情報学における、情報とそれを扱う原理・機構・人間、社会への応用について俯瞰的に理解し説明できる。(知識・理解)
DP2:論理的に情報を扱うスキル、情報ツールを活用するスキル、デザイン活動を遂行するスキルを身に付け活用できる。(技能・表現)
DP3:修得した知識・技能の倫理的活用により、社会における様々な問題を発見・分析し、創造的に解決案を設計し、それを表現し説明し、評価・改善する一連の問題解決プロセスを実行できる。(思考・判断、技能・表現)
DP4:問題解決の過程で、他者とコミュニケーションをとりながらチームで協働し、活動を推進することができる。(関心・意欲・態度、技能・表現)
DP5:社会における問題を発見・解決する際に、人間・社会・自然・健康との関係、多様な文化・価値観、新たな情報技術、関連する学問等を考慮し、それに関する知識・技能を自ら学習できる。(知識・理解、関心・意欲・態度)
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◎ツールは、もっとも手軽なGoogle site を標準とするが、記入要件をクリアしており、公開制限を理解した上でブラウザで表示できるのであれば他のツールでもかまわない。
◎フィールド演習で作成している現在のコンテンツを流用してもかまわないが、前期最後に指示したものは「就活用ポートフォリオ」であるため、それとは別に作成すること。
◎閲覧権限は「学内のみ」にしておくこと。(一般公開したければ、しても構わない)
◎DPを示す際に選択すべき科目や記入要件をまとめたドキュメントがプログラムごとに作成されているので、ドキュメントを熟読した上で項目に沿って作成すること。(※DPと対応する科目などが一部変更される可能性がある。最終的には1月末までに決定されるので、要項を再確認のこと)
1)学修ポートフォリオ 概説(全員まずはこれを確認)
2)NE21記入要件(全員ここも確認)
3)PC3年生(2021年入学)向け 記入要件
4)MC3年生(2021年入学)向け 記入要件
5)IB3年生(2021年入学)向け 記入要件
6)CD3年生(2021年入学)向け 記入要件
※作成事例 / サンプル(PC山根さん / IB岡井くん / MC渕脇さん / CD持永くん)
◎それぞれのDPを達成し、計21項目以上を集めたことを、学修ポートフォリオのトップページで並んだ「バッジ」として視覚的に表すことを試みる。また、バッジをクリックして課題に飛べるようにする。
バッジは、以下のサンプルをコピーして利用してもかまわないし、自分で好みのものを自作してもかまわない。
Design by Rika KOYANAGI (NE19)
Design by Mizuna ABE (NE20)
学修ポートフォリオは、各学年で分割された春休みの課題となり、Dコース4年生は新学期の「終了能力認定D」のクラスルームに提出する。
提出締切=4年生前期の「修了能力認定D」初回まで(2024年4月上旬)
1)成果物3が完成したら、ポートフォリオの扉画像にできるような、もっとも魅力的にみえるような写真または映像を撮影しておく。友人にモデルをお願いするなどして、できるだけ利用シーンを考慮して見た人に独自性が伝わるように工夫すること。撮影技法などは、基礎演習Dの教材にまとまっているので参照する。
2)発表会の展示風景も写真におさえておき、ポートフォリオやフィールドノートの素材とする。項目は、就活用ポートフォリオの部分で説明したように、「強調すべきところを強調して、組み替えて記載する」ことを心がけること。
3)成果物のコンセプトやモデルは、文章でだらだら書くよりも、可能な限り「図解」するほうがよい。例えば、Dycleのおむつのsystemic Flowのモデルを参照。
上記の教材を確認して、時間が残ったら、成果物3の発表に向けて持参したプロトタイプやノートをもとに、個人面談が行われる (10:25頃まで)
面談以外の学生は学生作品一覧ページの画像とリンクの更新、リンク先のポートフォリオサイトを制作を進める。
1)次回の最終発表会(成果物3)に向けて、成果物の制作、パネル / ブース準備、プレゼンの準備をすすめる。次回は会場設営が必要な場合があるので、少し早め(8:50)に集合して、教員の指示で設営にとりかかること。
2)学生作品一覧ページの画像を更新し、リンクをはっておく。11/21 23:59まで
3)その他、学修ポートフォリオに掲載する課題をリストアップしておく。各自で作成を進める。