ラピッドアクセスビームタイム

ラピッドアクセスビームタイムとは

ラピッドアクセスビームタイムとは、ビームタイム配分表で「ラピッド」と表記されているビームタイムで、その4営業日前までに使用申請をして、前日までに試料を送付すれば、全自動測定システムにより回折データの収集が行われます。

Rapid access beamtime

ラピッドアクセスビームタイムの申請方法

1. PReMoにビームタイムで使用するアカウントを用いてログインする。

2. BeamtimeメニューからList your beamtimeを選択し、ビームタイムのリストを表示させる。

3. 右上にあるApply rapid accessボタンをクリックする。

4. 必要事項を記入する。

申請後の準備

ラピッドアクセスビームタイム申請後は以下の点に留意しながらビームタイムまでの準備 を参考に準備を行ってください。

  1. ラピッドアクセスビームタイムの実験スタイルは全自動測定に該当します。全自動測定の準備に則ってください。

    • 測定試料の準備

16番ポートにカセット識別用のバーコードピンを入れること。

    • 試料発送情報の登録

ラピッドアクセスビームタイムを申請すると、ビームタイムリストにラピッドアクセスビームタイムが追加されます。)

    • サンプルリストの登録

    • 試料の発送

ラピッドアクセスビームタイム利用も試料輸送費用の施設負担の対象となります。

  1. ラピッドアクセスビームタイムの利用に関しては共同利用支援システム上の手続きは不要です。試料・化学薬品等持ち込み・使用届けを提出や、PReMoへアップロードする必要はありません。

ラピッドアクセスビームタイムでの測定順序について

ラピッドアクセスビームタイムでは複数のユーザーからの測定試料を測定します。その測定順序は以下のようにして決定します。

  • 前日までに到着した試料、当日到着した試料の順で測定を行う。

  • 申請された課題のPACの評点の順番で測定を行う。

  • ビームタイム内に測定出来なかった試料については、次回のラピッドアクセスビームタイム、もしくは他の空きビームタイムを利用して測定を行う。

  • 1ユーザーあたり最大4 Uni-puck分(60サンプル)までを想定しているが、それよりも著しく試料数が多く、他の多くのユーザーの測定がそのビームタイム中に行えない場合には、当該ユーザーに確認の上、試料の一部を後回しにすることがある。