ラピッドアクセスビームタイムとは、ビームタイム配分表で「ラピッド」と表記されているビームタイムで、その5営業日前までに使用申請をして前日までに試料を送付すれば、全自動測定システムにより回折データの収集が行われます。一般課題をお持ちの方であればどなたでもご利用できます。
1. PReMoにビームタイムで使用するアカウントを用いてログインする。
2. BeamtimeメニューからList your beamtimeを選択し、ビームタイムのリストを表示させる。
3. 右上にあるApply rapid accessボタンをクリックする。
4. 必要事項を記入する。
試料・化学薬品等持ち込みリストについて:
毒劇物を含まない試料については、代表して「タンパク質結晶」と記入する。
タンパク質結晶が毒劇物を含む(SeMet 置換体である、結晶化条件やソーキング条件に毒劇物を使用しているなど)場合は、それらを全て記入する。ただし数量は 1g 以下とし、リスクレベルはなしとする。その他の欄には「凍結状態のまま測定し、持ち帰る」と記載する。
申請後は以下の点に留意しながらビームタイムまでの準備 を参考に準備を行ってください。
ラピッドアクセスビームタイムの実験スタイルは全自動測定に該当します。全自動測定の準備に則ってください。
測定試料の準備
16番ポートにカセット識別用のバーコードピンを入れること。
試料発送情報の登録
申請すると、ビームタイムリストにラピッドアクセスビームタイムが追加されます。
サンプルリストの登録
試料の発送
試料の輸送費用は施設負担となります。
ラピッドアクセスビームタイムの利用に関しては共同利用支援システム上の手続きは不要です。試料・化学薬品等持ち込み・使用届けの提出、PReMoへのアップロードも必要ありません。
ラピッドアクセスビームタイムでは複数のユーザーからの試料を測定します。原則は以下の通りです。
試料の到着順で測定を行う。
ビームタイム内に測定出来なかった試料については、次回のラピッドアクセスビームタイム、もしくは他の代替可能ビームラインのラピッドアクセスビームタイムで測定を行う。