本学群の教育課程は、「1.基礎教育科目」、「2.専門基礎科目」、「3.専門科目」、「4.自由選択」、「5.メジャー・マイナープログラム」によって、総合大学ならではの視野の広いプロフェッショナル育成が可能な構成となっています。
主として1年次に履修し、大学の学び・生活へと移行する基盤をつくり、それに主体的に取り組む姿勢と基礎的スキルを養成するための科目です。「コア科目」、「外国語科目」で構成されます。
コア科目
「キリスト教と建学の精神」「文章表現」「コミュニケーションの基礎」「コンピュータリテラシーⅠ」「基礎ゼミナール」で構成され、学園の建学の精神をはじめとする教育目標を具現化するための知識とスキルを修得します。
「コミュニケーションの基礎」
口語による主体的な発信力(プレゼンテーション能力)や、対人援助の前提となる、基礎的かつ汎用性のあるコミュニケーションの知識と技術を学びます。他者との対話を通じて、他者と自己を理解し、他者の支援に役立つ力を身につけます。
「基礎ゼミナール」
本学群生の学生生活が充実したものとなるよう、大学の学修に自信をもって取り組むための準備を行います。自らの目標を設定し、中・長期的な計画を立て、どのように大学生活を送っていくのかを考えます。そのために、大学での学びとその方法、学生生活での困りごとの解決の仕方、学修を進めていく上で仲間と協力することの大切さを知ることができるよう、アドバイザークラス別、専攻別、学群全体会を通じて体験的に学びをすすめていきます。
外国語科目
「英語I」「英語II」では、基礎的な内容を徹底的に学び、発展的な実用英語の学習に進めるようにします。発展的な英語学習や留学を希望する学生には、「応用英語」を用意しています。また英語技能の修得だけを目的とせず、楽しんで英語や異文化を学ぶための「健康福祉の英語」では、海外の文化や生活なども題材として取り入れ、留学や大学院進学への橋渡しとなるようにします。
主として1~2年次に履修し、学群での学びのための基礎的な知識とスキルを修得します。各学問領域に関する基礎知識を学ぶ「人文科学領域」科目、「社会科学領域」科目、「自然科学領域」科目、「複合領域」科目と、「実践基礎科目」に分かれます。専門基礎科目の学修を通し、各学問領域に関する基礎知識を学び、自らの専攻やプログラムの選択に向けた準備をします。
人文科学領域科目、社会科学領域科目、自然科学領域科目、複合領域科目
基礎的な知識・技能を学修し、各専門領域の基本的考え方、対人援助職に必要な汎用的な知識・技能を学びます。人文、社会、自然科学、また複合領域について各領域最低2単位の履修を必修とし、4 領域をバランスよく学ぶことにより、様々な視点からの人間理解を身につけます。
実践基礎科目
実地の体験を通した学修の機会となる「フィールドワーク」科目で構成されます。自分とは世代、文化、個性を異にする様々な人々とのフィールドにおける直接的な交流を通してチームの中で自ら考え行動する体験を得ることができます。地域住民、子ども会、障害者関連団体等との連携による、「居場所・遊び場」をつくる機会や異世代間の交流の場、食を通じたつながり、スポーツ・運動を通じた地域の人々の健康づくり等、多彩なプログラムを用意しています。多様な価値観を共有し、視野を広げることで、専門教育への学びの動機を高めていきます。また、海外をフィールドとした福祉や教育、スポーツの理解を深めるプログラムも用意し、4年間の在学期間中に海外での体験が短期間でも可能になるようにしています。
「専攻科目」と「課題探究科目」から構成されます。
専攻科目
「基礎教育科目」、「専門基礎科目」で得た知識・技能を踏まえ、専門的な知識をさらに高めるために用意された科目群です。「健康科学」、「スポーツ科学」、「社会福祉学」、「実践心理学」、「精神保健福祉学」、「保育学」の6つの専門分野から構成され、専門基礎科目群を踏まえて専門的理論や技能を深めます。また、演習・実験・実習・実技科目があり、現場での経験を積む科目も設置されています。
専攻案内(メジャー・マイナーⅠ)はこちら
課題探究科目
「専攻演習」や「卒業論文」、「卒業研究」といった、自己の関心のある研究で学修の集大成を目指す科目も設置しています。さらに実践基礎科目のフィールドワークで感じた疑問を解決するために、社会として何が必要か、自らが何ができるかを実際に地域の人々と関わりながら考える、課題探究型のフィールドワーク科目も用意しています。専門的な学修と、実社会のつながりを経験することによって各自が学びを深化させ、キャリア形成にも役立つようにしています。
上記1〜3の科目群以外に、多様な関心や目的に応じて自らが学びたい科目を履修することが可能です。本学群が設置している専門基礎科目や専門科目を卒業要件単位数を超えて学修したり、学内外の授業科目の中から選択履修したりすることができます。
他学群の専攻科目や他大学(海外留学、単位互換協定校、放送大学、首都圏西部大学単位互換協定会加盟校など)の科目を修得することで、専門性をさらに高める、あるいは知識の幅を広げることが可能になります。
学位授与方針に掲げられるすべての資質能力を総合的に養うための科目群として、6つのメジャープログラムと、12のマイナープログラム(6つのマイナープログラムⅠおよび6つのマイナーⅡプログラム)を設置しています。メジャープログラムおよびマイナープログラムは、専門基礎科目および専門科目から構成されます。
メジャープログラム
36単位で構成され、自身が身につけた専門性を明示する一連の科目群であり、授与する学位の種類と結びついています。
マイナープログラム
各20単位で構成され、A)主専攻(メジャー)に近接する分野のうちひとつを副専攻として学ぶためのプログラム(マイナーⅠ)と、B)健康と福祉およびその関連分野に学びを拡げるための領域横断型プログラム(マイナーⅡ)が編成されています。
メジャープログラムの専門的な学びを深めると同時に、関連領域を学ぶマイナープログラムを組み合わせることで、広い視野を持って「健康と福祉」の知識、スキルを獲得することを目的としています。
<6つのメジャープログラム>
健康科学
スポーツ科学
社会福祉学
精神保健福祉学
実践心理学
保育学
<6つのマイナーⅠプログラム>
健康科学
スポーツ科学
社会福祉学
精神保健福祉学
実践心理学
保育学
<6つのマイナーⅡプログラム>
ソーシャルワーク
高齢者支援
コミュニティデザイン
スポーツと福祉
健康支援の心理
子ども支援
【参考】メジャーとマイナーの組み合わせ