グローバル化する現代社会では、保育に対するニーズが多様化し、保育者のあり方も問われています。本専攻では、保育の本質や目的、保育の対象となる子ども、保育の内容・方法についての知識や技能を修得し、さらに、健康科学、スポーツ科学、社会福祉学、精神保健福祉学、実践心理学などの隣接領域を幅広く学び、心身両面から子どもと保護者をサポートできる専門性をもった保育者を育成します。また、体験的な学びを重視し、地域の子どもたちや保護者の方々との交流プログラムなどを通して保育実践力を高め、豊かな人間性の育成を目指します。
学年50人の少人数教育が特徴です。「保育学専攻科目群」では、各授業とも50人以下の履修者数が原則となっており、学生の主体的・能動的な学び(アクティブ・ラーニング)が促進されやすい学修環境を維持しています。少人数による対話的授業を通じて、学生自らが考える機会を尊重し、保育の知識・理解を深めるだけでなく、コミュニケーション能力、論理的思考力を育みます。
保育士および幼稚園教諭免許(一種)の取得が可能であり、保育現場(フィールド)での学びの機会である「実習」(保育実習Ⅰ(保育所)、保育実習Ⅰ(施設)、保育実習Ⅱまたは保育実習Ⅲ、教育実習)が4年間で4期間設定されています。これら実習における教育では、課題を探求し、解決する力を培うとともに、カウンセリング・マインド、倫理観と自己管理能力を身につけます。
保育領域に限定されない幅広い専門性を獲得できる「心理学概論」「社会福祉の基礎」「医学一般」「コミュニケーション論」「多文化共生論」「フィールドワーク(国内)」等が選択必修として設定されています。また、国際化に応えるために、「児童英語教育入門」「保育の英語」「フィールドワーク(海外研修)」などの科目が開講されています。さらに、興味・関心の幅を広げることや多様な目的を達成するために、全学の授業科目から学びたい科目を自由選択として履修することも可能です。
「保育学マイナー」を修了するためには、「保育学B(実践における子ども理解)」の修得が必要です。その他、保育の本質や目的、保育の内容や方法、保護者支援、現代社会における子どもを取り巻く諸課題について学ぶ科目の中から自分の興味・関心に合わせて自由に科目を選択し、保育についての理解を深めます。
修了要件
【保育学】メジャー
保育学メジャー科目から、「保育学A(乳幼児の発達と特徴)(2単位)」を含む合計36単位以上修得することが必要です。
なお、卒業にはマイナーⅠまたはマイナーⅡから保育学マイナー以外のマイナーを1つ以上選択し修了することが必要になります。マイナーの修了には合計20単位以上の修得が必要です。
※マイナーの修了にあたって、必修科目が置かれている場合がありますので、各プログラムの案内を確認してください。
【保育学】マイナー
保育学マイナー科目から、「保育学B(実践における子ども理解)(2単位)」を含む合計20単位以上修得することが必要です。
※保育学専攻の学生は登録することはできません。
※他学群生は保育学マイナーを登録することはできません。
他学群学生の履修欄が○の場合、他学群の学生も履修できます。△は担当教員の許可を得て履修できます。×は他学群の学生は履修できません。 その他科目によって個別の注意事項がある場合があります。各科目一覧を確認してください。