すべての人が「健康」を基盤とした豊かな人生を歩むため、乳幼児から高齢者までの生涯に渡るライフステージや障がい者を対象とした健康科学領域（健康心理、健康教育、公衆衛生）に関する知識・実践力の獲得を目指します。そして、総合的に健康と運動・スポーツをはじめとする身体活動との関係を「からだ」と「こころ」の両面から理論的に理解することを目的とします。また本専攻の教育を通じてコミュニケーション能力、常識とモラルなど高い人間力を持ち合わせた人材を育成します。

1. 　　健康科学専攻では、「健康科学」について体系的に学ぶためのカリキュラムを設定しています。まず「健康科学論」を履修し「健康を科学する」ということに対する考え方を学びます。そして、将来の目的や進路に応じ、基礎科目（「老年学」「健康とスポーツ」「発育発達学」「障害学」「スポーツ医学概論」各種スポーツ実技など）、専門科目（「医学一般」「公衆衛生学」「体力測定評価演習」「健康スポーツ指導論」「各種スポーツ指導法など）を履修します。また、心の健康の観点からは「ストレスマネジメント」「健康支援学」「ヘルスカウンセリング」などを学ぶことができます。さらに専攻科目を深く学ぶための専攻演習（ゼミ）では、各自が興味関心を持つテーマについて研究することができます。また、これをさらに発展させ、卒業論文を作成することもできます。

加えて、他の５専攻の関連分野と連携することで、障がい者・高齢者福祉、幼児・児童における「Sports for All」の実現と心のケアもできる “ カウンセリング・マインド ” をもった保健体育科教員、健康運動実践指導者、初級障がい者スポーツ指導員、インストラクターなどになることも期待されます。なお、本専攻の資格に加えてスポーツ科学専攻の資格も併せて取得を目指す場合には、先修科目などの別の基準を満たす必要があります。1年次から健康科学専攻の教員にも相談し、履修計画を綿密に立ててください。

2. 　　＜健康科学マイナー＞を履修する場合は、「健康科学論」を履修したうえで、自分の興味・関心に合わせて「基礎」「応用」「実践」を効率よく組み合わせ、どの専門分野でも重要となる健康維持・増進の管理ができるような専門的知識を獲得することを目的とします。

1. 【健康科学】メジャー

   • 健康科学メジャー科目から、「健康科学論（2単位）」を含む合計36単位以上を修得することが必要です。
     なお、卒業にはマイナーⅠまたはマイナーⅡから健康科学マイナー以外のマイナーを1つ以上選択し修了することが必要になります。
     マイナーの修了には合計20単位以上の修得が必要です。
     ※マイナーの修了にあたって、必修科目が置かれている場合がありますので、各プログラムの案内を確認してください。
     
     

2. 【健康科学】マイナー

   • 健康科学マイナー科目から、「健康科学論（2単位）」の必修科目を含めて合計20単位以上修得することが必要です。