スポーツで社会を繋げたい、スポーツする人を応援したい、競技力を高めたいなど、「スポーツ」に関する様々なニーズに対し、科学性をキーワードにしながら、その解決に必要なスポーツ科学領域(コンディショニング、ハイパフォーマンス、スポーツビジネス、スポーツ政策)を学修します。各々の専門性を用いて、論理的・説得的に問題を分析、解決する能力を養うとともに、多様なニーズを持つ人々がそれぞれにスポーツを楽しむ・支える・極めることを支援できる人材を育成します。
スポーツ科学専攻では「スポーツ科学」について、体系的に学ぶためのカリキュラムを設定しています。まず「健康科学論」を履修し「健康を科学する」ということに対する考え方を学びます。そして、将来の目的や進路に応じ、基礎科目(「生理学」「運動学」「栄養学」「スポーツ組織論」「スポーツ・体育史」各種スポーツ実技など)、専門科目(「スポーツ生理学」「スポーツ栄養学」「スポーツ心理学」「スポーツコーチ学」「哲学とスポーツ」「コンディショニング」「スポーツ医学」「スポーツマーケティング」など)を履修します。また「トレーニング演習」「コンディショニング演習」「救急処置法」など実習が伴う授業では現場で必要な技能を身につけます。さらに専攻科目を深く学ぶための専攻演習(ゼミ)では、各自が興味関心を持つテーマについて研究することができます。また、これをさらに発展させ、卒業論文を作成することもできます。
加えて、他の5専攻の関連分野と連携することで、障がい者・高齢者福祉、幼児・児童における「Sports for All」の実現と心のケアもできる “ カウンセリング・マインド ” をもった保健体育科教員、スポーツトレーナー、スポーツコーチ、スポーツビジネスパーソン、トップアスリートなどになることも期待されます。なお、本専攻の資格に加えて健康科学専攻の資格も併せて取得を目指す場合には、先修科目などの別の基準を満たす必要があります。1年次からスポーツ科学専攻の教員にも相談し、履修計画を綿密に立ててください。
<スポーツ科学マイナー>を履修する場合は、「健康科学論」を履修したうえで、自分の興味・関心に合わせて「基礎」「応用」「実践」を効率よく組み合わせ、スポーツコンディショニング、ハイパフォーマンス、スポーツビジネス、スポーツ政策などの専門分野を学修し、様々な年代のニーズに応える人材育成を目的とします。
【スポーツ科学】メジャー
スポーツ科学メジャー科目から、「健康科学論(2単位)」の必修科目を含む合計36単位以上を修得することが必要です。
なお、卒業にはマイナーⅠまたはマイナーⅡからスポーツ科学マイナー以外のマイナーを1つ以上選択し修了することが必要になります。マイナーの修了には、合計20単位以上の修得が必要です。
※マイナーの修了にあたって、必修科目が置かれている場合がありますので、各プログラムの案内を確認してください。
【スポーツ科学】マイナー
スポーツ科学マイナー科目から、「健康科学論(2単位)」の必修科目を含めて合計20単位以上修得することが必要です。
他学群学生の履修欄が○の場合、他学群の学生も履修できます。△は担当教員の許可を得て履修できます。×は他学群の学生は履修できません。 その他科目によって個別の注意事項がある場合があります。各科目一覧を確認してください。