いしやま ふみひこ
みなさんは大学生として法学の授業を数多く受けることになりますが、高校卒業までに法について本格的に学んだことのある人はほとんどいないでしょう。これからの授業でとまどうこともあるかもしれませんが、この授業が少しでもみなさんの助けとなり、さまざまな分野の法に関する学習がスムーズに進むようになればと思っています。授業の素材として夫婦同姓や同性婚に関する判決文を用い、判決文が条文からどのように論理を組み立てているのかを分析したうえで、自分ならどのような論理で結論を出すかを考えてもらうことを予定しています。
いちのさわ なおと
法解釈演習は秋学期からの演習になります。この演習を受講する頃には、皆さんは大学生活や学習にそろそろ慣れたてきていると思います。そして、大学での学習は受け身ではなく主体的に取り組まないといけないことに身をもって気がついた頃でしょうか。法解釈演習では、導入演習などで身につけた問題発見能力や論理的な思考力などを基礎に、さらに法的思考のトレーニングをグループワークなどを通して段階的に行っていきます。あせらずゆっくりと、しかし確実に法学部生として必要な法解釈の基礎力を身につけていきましょう。ぜひ積極的に参加してみてください。
いまなり ふみき
ご入学おめでとうございます。皆様が本学での学びを通じて、法律を使って社会に貢献できるスキルを身に付けていただくことを願っております。そのお手伝いができれば幸いです。よろしくお願いします。
おおあし ともひろ
新入生の皆様、ご入学おめでとうございます!ぜひ充実した学生生活を送って下さい。
さて、法学部とは「法」を「学問」として研究するところです。皆様はこれから様々な法分野に接していきますが、そこで出会った法についてどのような解釈をすべきかという問題に、度々取り組むことになります。したがって、法学部での学習を実りあるものにするためには、基礎的な法解釈の方法を身に着けておくことが重要です。
ところが、法解釈には他の分野の学問とは性格が異なる面がいくつもあり、このことは法学が難しいと言われる一因にもなっています。
そこでこの授業では、新入生の皆様が法解釈の基礎的な力を身に着けることができるように、基本的な事例を題材として、法解釈の手法や議論を学んでいきます。また、演習形式の授業ですので、受講生の皆様でテーマについて意見を出し合い、議論を深めていくこととなります。まずはこの授業で、学問としての「法解釈」の世界を体験してみましょう。
かがやま こう
新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。
社会生活においてあまり皆さんも私も意識せずに存在している法律について、その解釈の考え方を身に付けることは、社会に出た際に、弁護士など法律家にならずとも、今後の人生で必ず意味があることだと思います。
また、私自身もそうですが、大学1年の授業で一緒になった学友との付き合いも一生ものになることがあります。
是非、今回の法解釈演習でこの2つを手に入れていただけると、私も大変嬉しく思います。どうぞよろしくお願いいたします。
きがわ ゆういちろう
この講座は、法曹その他社会で法を運用する者にとって不可欠な法的思考能力を醸成することを目的とします。履修者諸君には、予備校や授業を利用した暗記中心の勉強がもたらす弊害がどこにあり、どうすれば思考の停止という事態を避けられるかを明確に意識しつつ、的確で恒常的な法的思考を体得してもらいます。
倒産処理法が専門であるため、研究対象となる法分野は広く民事法一般(民商法・民事手続法など)に及びます。また、15年間にわたり弁護士賠償専門保険に関する審査会委員として年間100件以上の弁護士受任案件をチェックしています。
さかい だい
ご入学おめでとうございます。法学部に入ったからには法的な・論理的な思考力を身に着けてみたいという方の履修をお待ちしております。
さとみ としあき
ご入学おめでとうございます。これから皆さんは様々な法律を学んでいくことになります。法律とは社会のルールです。法を学ぶということは、その社会の構造とルールを学ぶということです。そして社会のルールを学ぶということは、自分自身の身を守るための武器にもなるということです。なんとなく講義を聞くのではなく、法律を学ぶとはどういうことかを意識して学習に臨むと、きっとより深く得られるものがあるでしょう。
しぶや まさひろ
法解釈について学ぶということは、法律学という学問の考え方、論理、方法論を学ぶということであり、どの分野の法律を学習する上でも必須のものです。この授業は、そのような法解釈についての基礎を学び、今後の学習に生かしてもらうことを目的としています。
なお、演習においては、授業において積極的に質疑等に加わることが求められます。そのためには、毎回の予習により授業のテーマについて基礎知識を得ておくようにして下さい。
すずき かずよし
企業で仕事をすると、日々、様々なジャッジを行うことが要求されます。条文の趣旨、判例・学説、場合によっては海外の制度などを調べて、具体的事案を解決する法解釈学の手法は、妥当なジャッジを行うための、重要な武器となります。この演習では、最高裁裁判官の考え方を追体験することで、この手法を身に付けるべく、皆さんと一緒に勉強していければと思っています。
すずき ひろひと
春学期を過ごして、法律学になじんだ方もいると思いますが、逆に法律学は自分の考えていたのとは違ったとか、そもそも学習を意欲を失ったという方もいると思います。あるいは、大学に入ったらまずは遊ぶと考えていた人もいると思います。東京にある旧帝大では、この時期、まだ学部にも所属していないというところもあるなか、中大では司法試験だ、公務員試験だと職業訓練校のようだと感じている人もいるかもしれません。いずれにしても、社会科学としての法律学の魅力を感じることができるようにお互い頑張りましょう。
せき ともゆき
新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。皆様には中央大学に入学されたことを誇りに思い、大きな希望を持って前進していただきたいと思います。
大学生活では、語学を学び、旅行に出かけ、新しい友人との出会いを楽しみ、時には将来について悩むことでしょう。そうした経験も大切ですが、中央大学の学生として、特に法律について深く学んでいただきたいと願っています。
皆様が初めて法律を学ぶことは、一人の人間にとっては小さな一歩かもしれませんが、人類にとっては大きな飛躍となります。なぜなら、より良い社会を実現するためには、聡明な法律家の存在が不可欠だからです。
法律の学び方や考え方でわからないことがありましたら、各法分野における一流の教授たち、あるいは私にご相談ください。私は皆様の法律学習における補助輪となり、独り立ちできるまで全力でサポートいたします。
重ねまして、ご入学おめでとうございます。一寸の光陰、ひらめき、個々の感性を大切にし、充実した大学生活を送られることを願っています。
たかだ あつし
当演習では、法の解釈・適用の基本を身につける。そのために、テキストを精読し、そこで示されている課題に取り組み、課題のねらいやテキストの内容について解説を加えていく。その際、積極的に疑問・質問が出されることを重視する。
たにい さとし
秋学期から「法解釈演習」がはじまります。本演習科目は、「法解釈」の方法論を学び、体得するためのゼミです。法解釈の方法論というと堅苦しく聞こえるかもしれませんが、要するに、法律という道具を使って実際の紛争を解決するために必要となる「作法」を学ぶということです。このゼミでは、いわゆる「法的三段論法」を実践できるようになることを最終的な目標としつつ、リーガル・リサーチや、条文・体系書・判例の読み方など様々な事項を扱う予定です。いずれも、法学部での学びに不可欠なものですので、1つ1つ丁寧に学んでいきましょう。
なお、授業の詳細についてはシラバスの記載をご参照いただければと思いますが、担当教員は刑法を専門分野としていますので、このゼミで取り上げるのも刑法に関わるものが中心となります。もちろん、専門科目ではなく、あくまで「法解釈演習」ですので、刑法以外の法分野にも共通するような/応用可能な内容となるよう心掛けます。刑法に興味のある方はもちろん、そうでない方も安心してご参加ください。
つるだ ゆうだい
中央大学を卒業して10年以上が経ちますが、民間企業や弁護士として働く中で「大学生の頃に早めに勉強しておけばよかったなぁ」と思うことが多々あります。法解釈もその一つであり、大学生のうちにマスターしておくことで、弁護士に限らず、今後皆さんが社会に出るうえで、大きな武器になるはずです。皆さんにお会いできるのを心待ちにしております!
とくもと ひろたか
本演習の前半では、最高裁判例を素材として判例の分析を行います。判例批評や調査官解説を読み進めながら判例の意義や射程などについて検討します。また、後半では、履修者の皆さんに判例批評に取り組んでいただきます。授業への積極的な参加を期待します。
なんば じょうじ
この科目では、民法を素材に本格的な演習の準備や法律文書の書き方の練習をします。1限で朝早いですが、毎回必ず出席できる人だけ参加してください。
にしむら きよたか
法解釈には、健全な価値判断と、実定法を踏まえた説得的な論証の両輪が不可欠です。いずれをとっても、独りよがりになってはいけません。本演習では、教員やほかの演習参加者と議論を深めながら、健全な価値判断とはなにか、説得的な論証とはなにか、ということを考え、身につけてほしいと考えています。
ねもと ともひと
ご入学おめでとうございます。本授業では、法解釈の基礎を双方向の演習形式で学び、法的な思考力を養うことを目指します。
法的に地に足のついた思考ができるようになることは、今後の自主学習の基礎となり、弁護士を目指す方に限らず、法学部を卒業する皆さんにきっと役に立つと思います。
弁護士として10年活動してきた経験、法科大学院での指導経験を活かし、法律を学び始めた皆さんに、少しでも今後の糧となるきっかけを提供できればと思います。
のだ ひろし
商法、会社法という科目を担当している野田と申します。皆さん、ご入学おめでとうございます。
法解釈演習は、皆さんが入学されて半年後に開講されます。前期の導入演習で顔を合わせた方が引き続いて履修されることもありますが、それは数人にとどまり、多くは初めてお会いするメンバーで構成されています。授業では、法解釈の基礎に属する事項や文章の書き方等、2年次以降に履修される法律科目への橋渡しに役立つよう、テキストの演習問題を中心に、グループワークの形で検討していきます。そして、最後には、担当者の専門も踏まえ、会社法と民法の交錯領域の事件を素材に、グループごとに意見書を作成して総まとめとしています。担当者としては、皆さんと協力しつつ、自由に意見を出し合える雰囲気を作っていければと願っています。どうぞよろしくお願いします。
はばの なおと
ご入学おめでとうございます。私の授業では、法解釈の「考え方」を身に付けることができる授業を目指しています。皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。
はらだ つよし
新入生の皆さん この法解釈演習では、皆さんが前期、後期に必修科目として履修してきた/履修する民法総則を素材として、行います。法解釈は、具体的な事例に法を適用するために必要とされますが、そのためには、解釈をする法律、とりわけ個々の規定の趣旨、そこから導かれる法律要件や法律効果についての正確な知識を必須とします。この点から、これまで履修し、また履修中である民法総則を素材とすることは皆さんにとっても有益であると考えています。ゼミの仲間と切磋琢磨し一緒に議論をしながら理解を深めていきましょう。よろしくお願いします。
ひらお りょうみ
ご入学おめでとうございます。大学での学習は高校までの学習とは違い、唯一の「答え」がありません。したがって、自分で正しい「答え」を考えなければなりません。しかし、1人だけで法学上の問題にアプローチすることは困難だと思います。そこで、ゼミ形式の授業は非常に重要となるでしょう。つまり、ゼミ参加者同士で自由に議論をして、その中で「答え」を見つけていくことができるのです。ゼミの面白さはまさにこうした自由な議論の主体になることができる点にあると思います。新入生の皆様もゼミのこうした面白さを存分に楽しんでいただけると、法学の魅力をより深く理解することができると思います。
みずおち しんすけ
法解釈演習と聞くと小難しそうな印象を持ってしまうかもしれませんが、何よりもまず法学を学ぶことの楽しさを味わっていただきたいと考えています。そのためのお手伝いができれば幸いです。私の専門は刑法ですので、刑事法領域に興味がある学生の参加を特に歓迎いたしますが、もちろんそうでない学生であっても構いません。どうぞよろしくお願いします。
やすい てっしょう
法律の議論の仕方には一定のルールがあります。そのルールの一つが法的三段論法ですが、法的三段論法に従った叙述を正しく展開するには訓練が必要です。数学などで、例題で学んだ解法を使って例題を解き、解き方を習得していく勉強をしてきたと思いますが、それとよく似ています。ということは、数学の学習と同じように、時間がかかるということになります。
法的三段論法の習得を独学で進めるということになりますと、かなり大変です。そこで、この法解釈演習では、独学では難しい法的三段論法の習得のお手伝いをすることにします。ただし、私の専門は刑事法なので、自信を持ってお話しできるのは刑事法に限られてしまいます。刑事法を素材として法律三段論法など、法律の学習の仕方や研究の仕方を学びたいと考える学生は、私の法解釈演習にエントリーしてみてください。
やながわ しげき
法の解釈には独特の癖があって、慣れまで少し苦労します。この法解釈演習では、これに慣れるための手伝いができればと思います。
やまぎし ひさあき
「法解釈」というと何やら難しいイメージを持っているかもしれません。しかし、「法解釈」は法的にものを考えるときの1つの作法に過ぎず、それ自体は決して難しいものではありません。
この演習では、法的三段論法を使いこなせるようになること、条文から要件・効果を抽出できるようになること、必要なときはその要件・効果の解釈論を展開できるようになること、要件・効果について適切なあてはめができるようになることといった法的にものを考えるときの基本を身につけることを目標にしたいと思います。
私自身の司法試験の受験、法律実務での経験、法科大学院での指導経験を生かして、できる限り学生の皆様の立場にたった演習を実施したいと考えています。
皆様にお会いできることを楽しみにしています。
あかぎ みえこ
ご入学おめでとうございます。それぞれの学問にはそれぞれに必要な手法があります。法律学にも一定の手法があり、パッと見ただけではよく分からないかもしれません。1つ1つの過程を確かめながら、法律を学ぶときに必要な手法を身につけていきましょう。
あきやま ひろのり
秋学期から開始する「法解釈演習」では、法律をどのように読めばいいのか、そして、法律とはどのように「使う」ものであるのかということを、具体的な条文や裁判所の判断を参照しながら学んでいきます。
私の専門は刑法ですが、演習の中では、広く憲法・民法・刑法に関わる判例を取り扱います。春学期で法律学への興味・関心が深まった人にも、逆に苦手意識を持ってしまった人にもマッチングするような演習にできるよう、教員として努めて参ります。
あべ じゅんいち
法学部での学びは、単に法律や法制度を覚えることではなく、法解釈の技法を習得することが肝要です。法解釈を行い、それに基づく法的問題を自ら行うことができるようになるためには、自ら法解釈の方法について主体的に学び、実際の問題解決能力を養う必要があります。この授業では、グループワークやケースワークを交えながら、実践的に法解釈の技法を身につけられるように、みなさんと学びたいと思います。
いない ひろのり
入学おめでとうございます!大学生活には慣れてきたでしょうか?
私は、法務の視点から企業の経済活動をサポートしている弁護士です。
この演習で後輩の皆さんの学習のお手伝いができることを大変うれしく思っています。
私の授業では、①皆さんが今後の法学部での学習で困らないように法解釈の基本的な考え方や表現の仕方を身に着けること、②希望する進路にかかわらず皆さんが将来社会で活躍するための基礎体力を養うこと、の2つを目標にします。
私は法律事務所の弁護士としての経験と企業内弁護士としての経験の双方を有していますので、それらの経験を踏まえた実務的なトピックについても時折触れる予定です。大学での学習は社会につながっているのだということを感じてほしいと思います。
また、せっかくの演習形式の授業ですので、口頭・書面で表現するという部分を大事にしていきます。
なお、ご参加いただくにあたり、法曹を志望しているかや現時点での学習の進度は全く問いません。法曹志望の方はもちろんのこと、その他の皆さんも含めて一人一人が成長できるような仕掛けを作りますので、安心してやる気と六法だけ持って私についてきてください。
活気あふれる楽しい学びの場にしたいので、ぜひ積極的にご参加ください!
うしじま ひとし
授業では、みなさんとの応答を通じて、法律家としての技術と考え方(Think like a lawyer!)双方の初歩を学びます。その考え方を身につけると、世界中の法律家と議論できるようになり、とても楽しく感じます。みなさんとともにそのような授業を楽しみたいと考えています。
えんどう けんいちろう
この演習は、春学期に「法学入門」および「民法概論・総則A」を履修し、また、秋学期に「民法総則B・物権総論」を履修している学生を念頭に、授業を実施します。伝統的な法学部教育の中心に「解釈論」が存在しますが、果たして「正しい法解釈」ができるようになっているかを確認することはとても大切です。特に民法は、条文も多く、また、縮小解釈・類推解釈など、法解釈の幅も大きいといえます。具体的な事件を的確に解決するためには、法解釈は不可欠です。そこで本演習では、特に民法に関する具体的な事例を用いながら、法解釈の手法について徹底的に学修します。
おおかみ なおふみ
ご入学おめでとうございます。昨年度は判例を読んでディベートをしたり、事例問題を解いて答案を書く練習をしたりしました。シラバスには色々書いてありますが、少人数での授業ですので、皆さんがやりたいことを取り入れながら、一緒に勉強していきたいと思っています。みんなで頑張っていきましょう。
かかみ たけまれ
ご入学おめでとうございます。
法律家の主たる業務は、法的紛争に関する文章を書くことです。
そして、その文章の書き方には、一定のルールがあります。
当職の授業では、本学の期末テストの過去問や、司法試験において実際に出題された問題などを題材にして、その文章の書き方を勉強していきます。
これから一緒にがんばりましょう。
かわだ ともこ
法学部の川田です。この演習では、学生の皆さんが自ら課題を発見し、課題の原因を分析し、自分なりの解決策を模索することを重視しています。皆さんの主体的、積極的な議論を期待しています。
きむ おんすく
法律学の基本は、法の解釈と適用です。後期の法解釈演習では、法解釈技術の基本を修得し、具体的な事例をもとに法の解釈と適用の実践を行います。少人数のゼミ形式で、お互いの疑問をぶつけ合いながら、学びを深めていきたいと思います。よろしくお願いします。
しかた こう
新入生の皆さん、中央大学ご入学おめでとうございます。法律学を学び始まるに当たり、期待と不安に胸を膨らませておられることと思います。法律学で難しいのは、判例と学説の緻密な理論構造を理解した上で、それを参照しながら自分なりの自説を展開するという知的作業を身に着けることです。四方自身が警察官僚出身ですが、弁護士の講師を招いたり、裁判の傍聴をしたりしながら、現実の裁判を想定しながら、難しい勉強をなるべく楽しくやっていきたいと思います。
しばはら ひろあき
大学生のうちに、できるだけたくさんのことに挑戦して、失敗して、悔しい思いや恥ずかしい思いをして、経験値を高めてください。成功体験しかない人間は嫌な奴でしかありません。何にも挑戦しなければ、誰でもできることしかしなかった4年間で終わってしまいます。
この科目は演習科目になりますので、教員ではなく履修者全員が能動的につくっていくものになります。将来の希望進路は問いませんし、むしろ法曹を志望しない学生が集まって、萎縮しないで自由に質問と発言のできる雰囲気になればよいと思っています。
しまだ よしふみ
ご入学おめでとうございます。この法解釈演習では、これから法律を学んでいく上で必要になる基礎力を身につけることを目指します。法律の考え方は、最初はとっつきにくく、どの法律科目をとっても、教科書を自分で読むのは一苦労かもしれません。この演習を終えるころには、教科書の行間を自分で埋めて読み進められるようになること、これを一つの目標にしたいと思います。
すずき ひろひと
春学期を過ごして、法律学になじんだ方もいると思いますが、逆に法律学は自分の考えていたのとは違ったとか、そもそも学習を意欲を失ったという方もいると思います。あるいは、大学に入ったらまずは遊ぶと考えていた人もいると思います。東京にある旧帝大では、この時期、まだ学部にも所属していないというところもあるなか、中大では司法試験だ、公務員試験だと職業訓練校のようだと感じている人もいるかもしれません。いずれにしても、社会科学としての法律学の魅力を感じることができるようにお互い頑張りましょう。
たけち しゅうさく
この演習では、憲法判例の報告を通じて、法解釈の基本を身に付けることを目標とします。報告をするためには、判決文の精読するだけでなく、教科書や論文などの関連資料を活用し、資料を収集して、学説の分析を丁寧に行うことが求められます。また、判例や学説を学ぶだけでなく、現実の社会状況を多角的な視点から洞察することもまた重要です。自分自身の視点だけでなく、他者の視点や状況を理解することの大切さを実感してほしいと考えています。
さらに、報告と質疑応答・議論を通じて、多様な視点を全体で共有し、報告者だけでなくゼミ生全員が新たな気づきを得る場を作り出すことを目指します。そのためには、各自が主体的に学ぶ姿勢が不可欠ですし、常に自分の頭で考えることが重要です。もちろん、各自が目標に向かって地道に学ぶことも大切ですが、大学では他者との議論を交わすことで自分の考えを深めたり、ときには修正したりすることが醍醐味です。このゼミでは、全員で議論を交わしながら、法解釈の難しさと楽しさを共有していきたいと思っています。
つちや たけし
中央大学法学部で皆さんと一緒に学ぶことができるのを楽しみにしています。
法学部での法律学の学びは、講義・演習・自習(あるいは友人との協力の下での共同学習)の3つから成り立っています。私(土屋)が担当する法解釈演習では、担当者が専門とする憲法を素材としながら、法解釈の一端を学びます。その際には、特にどのようにすれば自習が可能になるのかも踏まえて、演習を進めていく予定です。
また、多くの場合、1年生の後期に憲法の人権を学びますので、この法解釈演習は、講義科目の憲法1(人権)と並走していくことになります。直接憲法1を担当するわけではありませんが、講義科目の学修にも、多少なりとも有益な内容になればと思っています。
「法律学は、学び方さえ間違えなければ、誰でも相応の水準にまで到達できる稀有な学問である」と私の先生は仰っていました。私自身、そのような水準に達したか、心許ないですが、皆さんの法律学の学修の手助けができれば、そして法律学の愉しさの一端に触れる機会を提供できればと思っています。よろしくお願いします。
とおりやま しょうじ
最高裁の違憲判決をよんでいきます。楽しくやりましょう。
なかむら りょう
ご入学おめでとうございます。興味を持って学生の皆さんが楽しむことのできる授業を目指します。
にった ひでき
皆さんは、法律解釈について「無味乾燥」とのイメージを持っているかもしれませんが、解釈の約束事を守って取り組めば刺激的な知的ゲームに挑むような「掬すべき滋味」も出てきます。本授業では、2つの判例を素材に、そんな解釈の面白さを少しでも伝えられればと思っています。
はた きみまさ
ご入学おめでとうございます。法解釈演習を担当しています、秦 公正(はた きみまさ)と申します。民事裁判に関する法律を主に研究しています。
私が担当している法解釈演習では、法律学の基本である法解釈学の理解を深めることを目的として、主に2つの段階に分けてゼミを行っています。前半は、法規範(法源)・法解釈とは何か、法適用の具体例、基本的な法令用語などを学び、後半は、主にグループワークで最高裁判例(主に民事事件を扱います)の報告をしています。
法解釈は、習うという側面もたしかにありますが、むしろ慣れる、という側面が強いと思いますので、最高裁判例を読み、考察することを通じて、法解釈に慣れてもらいたいと考えています。よろしくお願いいたします。
ひらいずみ たかし
教科書として、森光著『法学部生のための法解釈学教室』(中央経済社)を使用します。
森先生が言われるように、新しい学問をはじめることは、新しいスポーツを始めることに似ています。最初は、ルールを学び、動作の基本を学ぶ必要があります。誰もが上達するためにはこの基礎的な訓練が重要なことを知っています。しかし、この過程は退屈でつまらないと感じることが多いことも事実です。しばしば脱落してしまう人が出てきます。教科書には、1年生の皆さんの知的好奇心を刺激する具体的な事例が多く取りあげられています。順番にレベルアップしていくことが基本ですが、時間のあるときに教科書をパラパラめくっていただき、おもしろそうな応用問題の事案も読んで見てください。この問題がわかるようになりたいと思えば、最初の基礎的な鍛錬にも耐えられる気力が湧いてくるでしょう。
ほらさわ ひでお
憲法の判例を素材に、グループ報告やグループディスカッションなどを通じて、憲法について学んでゆきます。同学期にある憲法の講義があるので、その学びを深める形での演習となることを狙いとしています。
その他にスピーチなども行いますが、いずれにおいても学生が積極的に関わってくれることを期待しています。
まつばら みつひろ
最高裁判例をもとに、法的思考のエッセンスについて考えます。意欲ある諸君の参加を期待します。
みあけ しょう
ご入学おめでとうございます。私は約20年前に中央大学に入学しましたが、新しい環境の中で日々楽しくも、法律はどのように勉強するのがいいのだろうと迷うことも多かったことをよく覚えています。法解釈演習では、法解釈の基礎知識と技法を学び、実際の判例に触れてどのような法解釈が行われているのかを学びます。私の専門は刑事訴訟法なので、刑事法に関わる判例を中心に扱っていきたいと思っています。
みかみ ようへい
授業では、主に民法や憲法に関連する、具体的事例を踏まえて、条文や判例の読み方を扱います。よろしくお願いします。
みやした しゅういち
中央大学法学部へようこそ!
法律の学修とは、単に法律の条文や知識を暗記することではなく、知識をふまえて法を解釈して適用する力を身につけることです。この授業では、主に民法上の具体的な問題を取り上げながら、みなさんと一緒に法解釈のあり方について考えていきたいと思います。
秋から冬にかけての1時限の授業で、だんだん朝は冷え込んで寒くなってくるので出席するのがたいへんかもしれませんが、ディベートなども取り入れてみんなで熱い議論をしていきたいと考えています。
みなさんとお目にかかるのを心待ちにしています!
もり ひかる
法学方法論の基礎をみにつけることは法学部での法律の勉強をしていく上で非常に重要です。ここをおろそかにすると二年次以降の勉強についていくことができなくなります。方法論の基礎をみっちり身につけることをこのゼミでは目指します。
まがた おさむ
主に刑法を素材にして、法の世界の基礎を一緒に見ていきたいと思っています。法が実際にどのように使われているのかを、仲間と共に考えていきましょう。