2年生:放射線の種類・性質についてまとめる。自分で決めた視点から放射線についてまとめる。
3年生:実験結果をまとめ、分析・考察することで、課題(なぜ?)にせまる。
3年生:実験結果の共有、課題にせまるヒントの共有。
2年生の授業の様子
3年生の授業の様子
2年生:調べるための素材を教師から複数提供することは、生徒に学び方の 選択肢を与えることになります。
3年生:見方(何を)と考え方(どうする:ここでは「比べる」)を明確にすることで、やるべきことが明らかになります。
プラスアルファ
今回の授業の活動内容は、2年生は【A-c:情報の収集】、3年生は【C-b:関連付ける視点】になると思います。
2年生の活動は、さらに発展した活動につなげていけると思います。(以下、提案事例参照)
3年生の活動は、実験結果やグループでの考察、他者からの関連情報をもとに、問題解決に向かう活動です。
提案:放射線学習
1.放射線についての種類や性質については、教科書記載内容を中心に教師が指導
2.放射線の長所・短所を明らかにし、社会での放射線の捉え方について、自分たちの見解を明らかにする
→この場面で、得た知識をもとに、個人の考えをまとめる活動ができます(例:どのような性質を根拠に、放射線を良とみるか、悪とみるか)
3.東日本大震災後の福島県産野菜の風評被害について考える(参考記事)
→震災後2年経過しても、放射線の影響を心配する声があった(実際は放射線検査は全く問題ない)
→このような出来事について、放射線について学んだ生徒たちは、どのような考えをもつか(例:どうすればこのような被害を払拭できるのか)
※知識を活かして、学びを深める活動にすることで、修得した知識は、さらに定着していきます。