Sustainable Development Reportの2024年版によると、日本の気候変動対策は最低評価に留まった。美しい日本の四季は、季節外れの暑さをはじめとして変動しつつある。また、「Climate」には「(社会の)傾向・状況・風潮」という解釈も存在する。不安定な気候・社会情勢、これらを打開していく若い世代への問題提起を意図したテーマである。
※ 生徒向けの要項には、意図の詳細を明記せず、それぞれがテーマを自由な発想で紐解き、多角的な視点からの作品の制作にあたることを期待する。
波紋
波紋のように変わる気候を意識して描きました。しかしよく見ると下側は人の手が加わった、歪んだ絵を意識しました。所々に魚や鳥が隠れていますのでぜひ探してみてください。
溶けていく私たちの居場所
地球温暖化をイメージしました。私は、地球温暖化と聞いて、“暑さで溶ける”んじゃないかなと思ってこのデザインにしました。
現在のために未来を犠牲に
テーマに沿って現在の行いが地球温暖化によって地球に影響を与えていることを表現した作品です。地球温暖化の熱は現在を凌ぐ人間と、災害による、土砂を含んだ洪水などによる影響で建造物やゴミなどが浮いていることを表しています。鍋にして中に入れている理由は、沸騰したら温暖化の熱が最大限、地球が危ない状態になるタイムリミットと考えて描いてあります。
雨と飴をかけたシャレです。自然の恩恵を受けながら、自然に対しての見返りがないことへの憂いです。
裏からグチグチ文句を言うだけでなく、殻を破って自分の意思行動で覗かないと綺麗な⻘空や安定した地球を見ることはできないという思いを込めました。芸術性とイラストを組み合わせ、不思議な雰囲気と美しさを表現しました。線が点々になってしまう不具合がどうしようもなく、そこだけ悔しいですが極力頑張りました。