3次元CAD

(SOLIDWORKS)

<使用法の概略>

Vブロックはけがき用具の一つであり、やげん台ともいわれ、とくに丸棒状の工作物を開き角90°のV形の溝部にのせ、けがき作業を行うのに用いられる他、不規則な形状の工作物を工作機械に取り付ける場合の金敷きの役目や、位置決めするときなどに用いられる。

<製図上の注意事項>

本図は三角法によっているので、下の図は正面図、上の図が平面図である。図の外形線は直線だけでできているが、線と線の継ぎ目にすき間や出っ張りが生じないよう注意しなければならない。

材料はFC200(JISG5501ねずみ鋳鉄品)である。質量は、この品物の仕上がり質量をkg単位で示している。

工程欄では、工程を略号で示しているが、木は木型工場、イは鋳物工場、キは機械工場における工程をそれぞれ示す(他に、タは鋳造工場、ソは倉庫など)。

SolidWorks 起動画面

(1)「ファイル」「新規」

(2)部品を選択

(3)FeatureManagerデザインツリーより「正面」を選択

(4)スケッチタブから「スケッチ」を選択

(5)FeatureManagerデザインツリーに(+)スケッチ1と表示され、選択した「正面」が正面方向に向いていることを確認

(6)「中心線」を選択

(7)任意の長さで中心線をかく(90°であることを確認する)

(8)「直線」を選択.下図のように作図

(9)ミラーするスケッチを中心線を含めて選択

(10)「エンティティのミラー」を選択

(11)対称拘束がかかっていることを確認

(12)寸法の記入.「スマート寸法」の選択

(13)寸法記入したい線を選択.表示場所でクリック

(14)寸法75を入力

(15)同様にして寸法3を入力

(16)寸法55を入力.矢印の点と点を選択

(17)寸法75を入力.矢印の点と点を選択

(18)角度90°を入力.矢印の線と線を選択

(19)寸法45を入力

(20)「フィーチャー」,「押し出しボス/ベース」を選択

(21)押し出し量50を入力

(22)(OK)を選択