ユーザー種別を利用して、管理者が操作できるマスタ管理メニューを制限することができます。
例えばユーザー情報の編集はできないが、アンケートの作成を行うことができる管理者など、従来は全ての操作ができたシステム管理者に対してより柔軟な権限設定が可能です。
各メニュー項目ごとに、操作可能なユーザー種別を選択して更新を押下してください。
1つも選択しない場合はv3.4以前と同様、管理者権限を持ったユーザー全員が操作可能になります。
マスタ管理メニューの機能をユーザーごとに切り出して利用したい場合を除いて本機能の設定を行う必要はありません。
マスタデータへのアクセス権限の設計は十分に検討したうえで、対応するユーザー種別を作成してください。
任意のユーザーに対して、ユーザー種別の複数設定は使わない設計を推奨します。
ユーザー種別ごとに利用可能なマスタ管理メニューのマトリックスを作るなど、社内で適切な管理を行うようにしてください。
設定には、マスタ管理メニュー表示設定の機能の他にユーザー種別編集の機能を使用します。
ユーザー種別編集の機能からユーザー種別分類名「マスタ管理メニュー表示設定用」、ユーザー種別名「全権限保有者」を作成します。
ユーザー種別名「全権限保有者」の対象者にすべてのメニューを利用可能なユーザーを登録します。
マスタ管理メニュー表示設定から「ユーザー基本情報管理」メニューに「全権限保有者」を選択して更新を押下します。
「全権限保有者」のユーザーに「ユーザー基本情報管理」が表示されることを確認します。
マスタ管理メニュー表示設定から全てのメニューに「全権限保有者」を選択して更新を押下します。
※2.の対象ユーザーの設定が適切に行われていない状態で5.の設定を行うとマスタ管理メニューが誰にも表示されなくなります。3,4の手順により「全権限保有者」のユーザーが確かにマスタ管理メニューを使用可能であることをご確認ください。
個別にマスタ管理メニュー表示の設定を行う際は一人のユーザーに複数のユーザー種別を割り振らないような設定を推奨します。
どのユーザー種別から誰を対象者から除外するなど、設定解除時の確認が煩雑にならないようにするためです。
具体的には特定のマスタ管理機能の使用を許可する特定の部門(グループ)単位にユーザー種別を作成します。
設定が必要なユーザー数がごく少数である場合には、ユーザーごとにユーザー種別を作成することも効果的な設定です。
※ユーザー種別は検索条件としても使用されます。ユーザー種別が検索条件に表示されることが望ましくない場合はユーザー種別分類の閲覧可能権限から制御を行ってください。
ユーザー種別編集の機能からユーザー種別分類名「マスタ管理メニュー表示設定用」にユーザー種別名を追加します。ここでは「アンケート管理部門」のユーザー種別を追加します。
ユーザー種別名「アンケート管理部門」の対象者にアンケート管理を行わせたいユーザーを登録します。
マスタ管理メニュー表示設定から権限を与えたいメニューに「アンケート管理部門」を選択して更新を押下します。ここでは「アンケートテンプレート編集」「アンケートグループ管理」のメニューに設定を行います。