ウナギ目 Anguilliformes
体は細長いウナギ型で,腹鰭とその支持骨格はない。多くの場合,背鰭と臀鰭は長く,尾鰭と連続。レプトケパルス幼生と呼ばれる仔魚期を経る。900種を超える種類が知られ,形態学的・生態学的にも多様性に富む。
体は細長いウナギ型で,腹鰭とその支持骨格はない。多くの場合,背鰭と臀鰭は長く,尾鰭と連続。レプトケパルス幼生と呼ばれる仔魚期を経る。900種を超える種類が知られ,形態学的・生態学的にも多様性に富む。
胸鰭はない。鰓孔は小さい円形。側線孔は鰓嚢部に0~2個あるのみ。第4鰓弓は発達し,咽頭顎を形成。
鰓条骨は糸状で数も多く,鰓嚢腹面で左右のものが互い重なってかご状になる。爬虫類のウミヘビとは無関係。日本産のウミヘビ科魚類全種のイラストは『日本産ウミヘビ科魚類図譜』として頒布。
浅海から深海に生息。単系統性に難があり,分類学的な課題を抱えた一群。
鰓蓋骨や鰓条骨,肋骨や鰾を欠くなど,ウナギ目のなかでも特異的な形態をもつ一群。深海に生息。
沖合の海域で産卵・孵化し,海流に乗って接岸,沿岸域,汽水域や淡水域で成長した後,海に下る生活史を送る。