ネズミザメ目 Lamniformes
鰓孔は5対で,多くの種ですべて胸鰭起部より前方に位置する。噴水孔があり,瞬膜はない。非胎盤型胎生で,多くの場合,胎仔は胎内で未成熟卵などを食べて成長する(卵食型)。
鰓孔は5対で,多くの種ですべて胸鰭起部より前方に位置する。噴水孔があり,瞬膜はない。非胎盤型胎生で,多くの場合,胎仔は胎内で未成熟卵などを食べて成長する(卵食型)。
ミツクリザメ科ミツクリザメ属。ゼラチン質で著しく伸長した吻,単尖頭で細長い歯が特徴。全世界の深海域から散発的に記録。大きくかつ素早く両顎を突出させ,獲物を捕らえ丸のみにする。2023年に台湾で捕獲されたメスから,6個体の胎仔が見つかっている。
ネズミザメ科ホホジロザメ属。縁辺が鋸歯状の,平たい三角形な歯をもつ。全世界の温帯を中心とした暖海域に生息。日本では季節的な水温変化に伴い,周辺海域を南北回遊している。稀に人が襲われる事故が起きており,映画などの大衆文化に大きな影響を与えている。
主な文献
Rincon, G, J. T. Vaske & O. B. F. Gadig. (2012). Record of the goblin shark Mitsukurina owstoni (Chondrichthyes: Lamniformes: Mitsukurinidae) from the south-western Atlantic. Marine Biodiversity Records, 5. DOI: 10.1017/S1755267211000923.
島本信夫. 1994. 1992 年 5 月播磨灘で捕獲されたホホジロザメの記録. 兵庫県立水産試験場研究報告, 31:79-84.