その他
数が増えれば細分化します。
数が増えれば細分化します。
コイ目フクドジョウ科ホトケドジョウ属。眼径は比較的小さい。全身に暗褐色斑が散在。福井県嶺北地方でのみ確認。生息地が局所的かつ個体数も少ないことから、過剰な漁獲圧や生息地の破壊による絶滅が危惧されている。
カンムリキンメダイ目フシギウオ科フシギウオ属。成魚(上)は比較的鱗が小さい。仔魚(下)は腹鰭が著しく変化した樹状の器官(pelvic tree)を有する。これは海藻やクラゲへの擬態、あるいは自分自身のダミーと考えられいている。
トウゴロウイワシ目Atherinopsidae Odonthestes。第1背鰭は肛門より前方に位置する。大型個体では下顎が上顎より突出。南米南部に広がる平原地の湖沼河川に生息し、主に汽水域で暮らす。各地で養殖が盛んであり、国内でも霞ケ浦などに移入されている。孵化後数週間の経験水温で性が決定し、25℃付近ではオスとメスの性比が約1:1(遺伝型性決定)、より高水温ではXXの個体がオスに、より低水温ではXYの個体がメスに性転換する傾向が強まる。
ハゼ目ハゼ科ムツゴロウ属。日本では有明海の干潟で確認。
ニザダイ目ツノダシ科ツノダシ属。体は著しく側扁。背鰭第3棘条が著しく伸長する。成魚は眼窩前方に1対の棘が発達。インド-凡太平洋の岩礁やサンゴ礁に生息。藻類や小動物を食べる。パラオでは12~3月ごろに産卵のために集まる。その際、群れの一部がサンゴ礁よりはるか沖合へと向かう行動が確認されており、そこで産卵すると考えられている。
アンコウ目オニアンコウ科ユウレイオニアンコウ属。表皮は透明で色素がない。誘因突起は短く、擬餌状体はほとんど頭部に癒着し、先端に付属突起がある。蝶耳骨棘、前頭骨棘、前鰓蓋骨棘をもち、前鰓蓋骨棘は先端で数尖頭に分かれる。下顎に髭はない。世界の温帯から熱帯の深海に生息し、日本では小笠原諸島近海、岩手県沖で記録がある。擬餌状体は発光腺に共生する細菌により発光する。オスは矮雄で、メスに寄生し融合。雌雄はオスの寄生後に成熟。
フグ目フグ科シッポウフグ属。体背面は明黄褐色~茶色の網目模様と白色斑に覆われる。 奄美大島や加計呂麻島、沖縄島で確認。オスは3~7月の繁殖期になると砂底に直径約2 mの円形の産卵床をつくり、メスを呼んで産卵・放精する。オスは孵化まで卵を守る。