日程:8/22~8/23(1泊2日)
コース:鬼口沢↓笹木沢↑
遡行者:早川(PL・医療)、栗田(SL・装備)、石田(気象・エッセン)、大作(エッセン)
文責:早川
8/22 曇り
7:07 船形山から楠峰に伸びる尾根の・1254手前コルから鬼口沢に入渓。いくつかの小滝をクライムダウンし順調に下降する。
9:20 12m滝に到着。左岸にある大岩の捨て縄を視点に懸垂下降。多少ハングしていたが、みんな懸垂下降に慣れてきたのかスムーズに下降する。ザイルの回収含め20分ほどで終了。その後2つの滝を両方とも右岸からクライムダウンすると、V字状の白色スラブ谷が広がる。中は平凡な沢で途中に仙台滝や伊達滝を眺めながら、楽しく下降していく。
11:10 金吹沢手前の6mナメ滝に到着。右岸を懸垂下降していた記録もあるが、左岸から中央に向かってクライムダウンした。ここから笹木出合のゴルジュまで長い平凡な沢だった。
12:50 ゴルジュ内の12mの滝の到着。水量が多く釜が深く広い。左岸の少し高い場所に登り、灌木支点で20m近い懸垂下降。45mザイル2本で下降した。その後の小滝は右岸をへつって通過できる。この滝は左岸のへつりが難しく面白い。
13:40 笹木沢に入渓。すぐに登れる滝が連続し遡行し甲斐がある。ナメも広がり快適に遡行する。この沢も大行沢より天国だ。
15:00 c700幕営適地に到着(C1)。計画では笹木出合付近の藪にテントを張るつもりだった。メンバーの実力向上が感じられる。明日もスムーズに行けそうだ。
最初の12m滝
左岸の大岩に捨て縄があった。そのままでは使い物にならなかったので、掛けなおし不安定な隙間を付近の岩で補強した。
ゴルジュ内の12m滝
左岸の高台の灌木に直掛けしてザイル2本で懸垂下降。20m近い下降となった。釜は軽いプールのようだった。
手掴みで捕獲
笹木沢のナメのスライダーを滑り落ちてたところをダイビングキャッチ。刺身と酒蒸しでいただきました。自然の恵みに感謝。
8/23 晴れ
4:50 C1を出発。今日もナメと登れる滝が連続し快適。
5:46 7mの滝を右岸から巻く。遡行者が多いのか比較的新しいトラロープが張ってあった。ありがたく利用させていただき20分ほどで巻き終わる。
6:26 2段12mの滝に到着。右岸をフリーで登る。上段は滑りやすくH.S.も細かいので灌木も利用しながら登る。
6:40 前衛の滝7mに到着。左壁をへつって右岸を少し登り中央まで水線トラバースすれば、フリーでも楽に登れる。
7:00 鎧滝3段30mに到着。右岸を登っていく。最初の2段はH.S.が細かいものの滑りもなく容易に登れる。3段目は滑りが強くH.S.も細かく少ない。トップがフリーで登り、後続を確保した。右岸の灌木帯を利用していた記録もあったが、今回は利用せずに通過できた。鎧滝は25分で通過した。その後も登れる滝しかなく、思い思いのルートで登って行った。
10:40 仙台カゴの登山道に詰め上げ脱渓した。メンバーの技術向上が実感できたプレとなった。本番が楽しみだ。
最初の7m滝
中央を直登できるらしい。右岸を巻いたが残置のトラロープと懸垂下降支点の捨て縄が複数あった。トラロープに従えば懸垂下降不要。今回は練習を兼ねて懸垂下降。
鎧滝(3段30m)
ラストの5mが滑りと細かく少ないH.S.ゆえに難しい。TUWVではこの滝で引き返すか大高巻きの記録が多いが、今回は直登することにした。
手前に巨岩の滝
通過に意外とてこずった。私は巨岩からジャンプで通過した。背の高い1人も巨岩からまたいで通過した。後の2人は空身で中央右岸よりをお助け紐で通過した。