日程:7/14~7/15(1泊2日)
コース:大行沢↑裏コース
遡行者:早川(PL・医療)、栗田(SL・装備)、石田(気象・エッセン)
文責:早川
7/14 曇り
橋の右岸から入渓。ナメを歩いて5分でG1に入る。落ちても問題ないのでへつり、泳ぎ、ショルダーの練習になる。G1の終わりにはF1が構える。ショルダーで右壁バンドに取り付き、左岸を直登する。連携がうまくいかず超えるのに1時間かかった。左岸に巻き道あるが、泥付きの岩が露出していてよく滑る。F1を超えて少し進むとG2がある。距離は短く、ゴルジュ内はゴーロなのでG2と呼ぶほどではない。F1から50分でF2に到達。右岸をフリーとお助け紐で超える(0:09)。1箇所体を持ち上げて乗り越すので、お助け紐か確保をした方がいい。左岸に裏コースの登山道と被る巻き道あり。F2を抜けると巨岩帯が始まる。天国の前には困難がある。通過に2時間かかる。巨岩帯を抜けるとF3に到達。1段目は右岸フリーで登る(0:10)。残置ハーケンが1つありA0で登ってもよい。2段目はトップが左岸をフリーで登り、灌木支点でゴボウする(0:30)。ことらも残置ハーケンが1つありA0でも行ける。F3を超えて少し進めば、天国のナメが出現。登山道より歩きやすい。F3から1時間半でF4に到達。右岸フリー、手を使う必要もない(0:02)。その後10分歩いてF5に到達。左岸フリーで超えたが、どこからでも行ける(0:10)。F5近くの樋ノ沢避難小屋(C1)で遡行終了。巨岩帯の疲労が残っていた。
G1
苔むしてて味のあるゴルジュ。へつりの高度はないので、練習に向いている。増水時は泳ぎが強いられる。
F1
右壁バンドに取り付くのが核心。水中のショルダーでもハーケンを差し込みA0でも取り付くこともできる。
天国のナメ
我らTUWVが命名した天国的なナメ。道路を歩くのと変わらないほど平坦で水深も浅く抵抗がない。大行沢の醍醐味である。
7/15 雨
予定では大行沢を下降するつもりだったが、雨による増水を恐れ裏コースで下山した。下山前にF5の左岸で懸垂下降の練習をした。早川、石川と順調に下降した。最後の栗田がATCをセットし、下降しようとした直後ハーネスのビレイループが壊れた。これも撤退理由だ。下山後、着替えの最中、二口名物の蛭が体中にいた。栗田、阿鼻叫喚。今後が思いやられる。