小松原リング
日程:8/3~8/4(1泊2日)
コース:禿沢↑小松倉沢↓(正確な出所は不明だが、80年代の記録では禿沢を小松原沢と呼び、このコースを小松原リングと呼んでいた)
遡行者:早川(PL・医療)、栗田(SL・装備)、石田(気象・エッセン)、大作(エッセン)
文責:早川
8/3 晴れ→曇り
・595の橋を越え、5時46分に最初のヘアピンから入渓する。F1の10mナメ滝は栗田が左岸をフリーで超えようとするも、ぬめりと細かいH.S.ゆえ滑り落ちた。潔く左岸を巻く。F1上からはナメが広がり快適に歩く。大行沢より天国な気がする。F2(5m)は中央をフリーで超え、F3(5m)は左岸をフリーで超える。F4の2段7mは左岸から水線トラバースし右岸をフリーで超える。矢立沢出合を過ぎ、F5(6m)に到着したのは8時27分。F5は左岸をフリーで超える。 F6(5m)はどこからでも行ける。その後、細い廊下状のナメが広がり心地よい。F7(8m)は左岸をフリーで超える。F8(6m)は意外と難しく、私は右岸中央よりをシャワーで超えたが、メンバーは右岸に活路を見出していた。F9のナメ滝8mは両岸フリーで超えられる。F10の前衛の滝15mに到着したのは9時36分。休憩をはさみ右岸を巻く。巻き終わるとすぐF11の銚子大滝30mに11時7分着。ここからは左岸からF12(7m)も一緒に巻く。大きく巻きすぎて沢に戻ったのはミニゴルジュ帯の先の先だった。時刻は14時55分だった。いろいろあった。トラウマも生んだと思う。15時30分、c1020幕営適地に到着(C1)。
F8
直滝でゴボウに適した灌木がない。後続のフォローができなかったが、右岸をフリーで超えられたようで一安心。
前衛の滝
確保して直登できそうだった。右岸を巻くときは登りすぎに注意する。トラバースはザイルを出した。
巻き途中から眺める銚子大滝
こちらも直登できそうだったが、上部が際どいらしい。最初のつっぱりで登る箇所は面白そう。右岸を巻いたが、トラバースは高度感があり、泥付きかつイネ科の草付きで嫌らしかった。
8/4 晴れ
5時20分にC1を出発。すぐの2股で右に入る。こちらもナメの廊下で素晴らしい。詰めの藪漕ぎをして7時に稜線に出る。7時20分に小松倉沢下降点に到着。下りはじめはドロドロで多少藪のかぶる場所があった。8時20分、F6(6m)に到着し右岸をab。降りてすぐF5(10m)があり左岸をab。またすぐF4(10m)があり右岸をab。またまたF3(15m)があり左岸をab。いずれも支点は灌木に捨て縄である。時刻は11時をまわっていた。連瀑のabは爽快だった。その後ナメ滝を2つ超え、禿沢出合に11時47分着。禿沢の滝は行きで登った場所をそのままcd。危なげなく15時26分に入渓点で脱渓した。2日目はともかく、1日目のことを考えると二口卒業といえるのだろうか。
詰めの藪漕ぎ
1年生は初の藪漕ぎだったが、楽しさを多少は感じてくれたようだ。コンパスと地図を頼りに稜線へ出られる達成感は素晴らしい。
F3のab
45mザイル2本で下降したが、1本でも行ける。最初ハングしておりなかなか面白い。
南沢出合
TUWVがよく行く小松原尾根への取り付き点。禿沢のF1からこのあたりまでナメナメで快適。