ttm013e(Multi E)
ttm013eは21種類のエフェクタから最大で8個まで同時に使用可能なマルチエフェクターです。エフェクタは、上から順番に適用されます。それぞれのエフェクタは最大4つのパラメータを持っており、自由に調整可能です。
ルーティングは3種類から選択することができ、8個のエフェクターを自由にルーティングして音作りを行います。
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1) エフェクト選択時に不正終了する不具合を修正。
特徴
21種類のエフェクターから同時に8個類使用可能。
3種類のルーティングモードを持つため、1台で音作りを完成させることが可能。
エフェクターを組み合わせることで新しい効果を生み出すことが可能。
独自のサチュレーション効果によりクリアな歪み効果を生み出すことが可能。
メモリ使用量が小さく負荷が軽い。
ルーティングモードの説明
ルーティングモードとは、エフェクタを掛けるルートのことです。以下の3種類から選択可能です。
同じルートにアサインされたエフェクタは上にアサインされたものから適用されます。エフェクタを適用する順番によって効果が異なります。
AとBの2系統のL/R信号にそれぞれ任意のエフェクタを適用した後で原音とミックスして更に別のエフェクタを適用することができます。
Left信号とRigh信号にそれぞれ任意のエフェクタを適用した後で原音とミックスして更に別のエフェクタを適用することができます。
Mid信号とSide信号にそれぞれ任意のエフェクタを適用した後でLeft信号とRight信号に戻し、原音とミックスして更に別のエフェクタを適用することができます。
パラメータの説明
エフェクトの種類
ボタンをクリックすることでエフェクタの種類が表示されるので使用したいエフェクタを左クリックで選択できます。右クリックするか範囲外で左クリックすることで選択をキャンセルできます。
エフェクタの順番変更
エフェクタを適用する順番を入れ替えることができます。Upで前のエフェクタと入れ替え、Downで後ろのエフェクタと入れ替えることができます。同じルートにアサインされたエフェクタは上のスロットにアサインされたエフェクタから順番に適用されます。
エフェクタのON/OFF
エフェクタの有効(上)/無効(下)を切り替えることができます。
ルーティング
エフェクタのルーティングを行うことができます。クリックするごとにエフェクタが適用されるルートが切り替わります。選択可能なルートはルーティングモードによって異なります。
エフェクタの調整
エフェクタの調整を行います。調整可能なパラメータはエフェクタの種類によって変わります。
ルーティングモード
ルーティングモードを選択します。
A/B:AとBの2系統のL/R信号にそれぞれ任意のエフェクタを適用した後で原音とミックスして更に別のエフェクタを適用することができます。
L/R:Left信号とRigh信号にそれぞれ任意のエフェクタを適用した後で原音とミックスして更に別のエフェクタを適用することができます。
Mid/Side:Mid信号とSide信号にそれぞれ任意のエフェクタを適用した後でLeft信号とRight信号に戻し、原音とミックスして更に別のエフェクタを適用することができます。
出力レベル
ホストに出力する音量を調整します。
ミックスバランス
ルーティングモードのMix-L/Rで原音(Dry)エフェクタ音(Wet)のバランスを調節をします。ホストに出力する信号のうちエフェクト音(Wet)の割合を指定します。
パッチの保存/読み込み
パッチデータの保存/読み込みを行います。
Save:パッチデータの保存。
Load:パッチデータの読み込み。
エフェクタの種類
Low/Mid/Highの3バンドのイコライジングを行います。
low:低音の音量を-18~+18[dB]の範囲で調整します。
mid:中音の音量を-18~+18[dB]の範囲で調整します。
high:高音の音量を-18~+18[dB]の範囲で調整します。
gain:全体の音量を-18~+18[dB]の範囲で調整します。
"high"以上、"low"以下の周波数のみ通過させるフィルタです。
high:High Passフィルタのカットオフ周波数を50~1000[Hz]の間で調整します。
low:Low Passフィルタのカットオフ周波数を1000~20000[Hz]の間で調整します。
Q:High Pass/Low PassフィルタのQ値を0.10~2.00の間で調整します。
gain:全体の音量を-18~+18[dB]の範囲で調整します。
"high"以上または"low"以下の周波数の音量を調整します。
type:High ShelfまたはLow Shelfのどちらを使用するか選択します。
freq.:フィルタのカットオフ周波数を500~20000[Hz]の間で調整します。
Q:フィルタのQ値を0.10~2.00の間で調整します。
gain:全体の音量を-18~+18[dB]の範囲で調整します。
カットオフ周波数付近の音量の調整を行います。
-:未使用。
freq.:フィルタのカットオフ周波数を50~2000[Hz]の間で調整します。
Q:フィルタのQ値を0.10~2.00の間で調整します。
gain:カットオフ周波数付近の音量を-18~+18[dB]の範囲で調整します。
音圧を調整します。
type:音圧調整プロファイルを"liner"、"sin"、"atan"から選択します。
gain.:入力ゲインを0.50~6.00(50%~600%)の間で調整します。
thres.:閾値を1.00~4.00の間で調整します。
-:未使用。
ステレオ感を強調します。
width:ステレオ感を-100~+100の範囲で調整します。0で中心定位になります。マイナスの値の場合はR信号、プラスの値の場合はL信号の方が遅れて発音します。
-:未使用。
-:未使用。
-:未使用。
サチュレーション効果を生み出します。
type:サチュレーション波形を"saw"、"sin"、"cos"から選択します。
div:サチュレーション波形の振幅を1~20の間で調整します。
step:サチュレーション波形の分割数を-50.0~+50.0の間で調整します。
low:Low Passフィルタのカットオフ周波数を2000~7000[Hz]の間で調整します。
オーバードライブ効果を生み出します。
gain:入力ゲインを8~128[倍]の間で調整します。
thres.:閾値を1.00~4.00の間で調整します。
high:High Passフィルタのカットオフ周波数を50~1000[Hz]の間で調整します。
low:Low Passフィルタのカットオフ周波数を1000~6000[Hz]の間で調整します。
分解能を低下させてLo-Fi化します。
bit:振幅方向の分解能を1~1024の間で調整します。1を設定した場合、-1、0、+1の3値の分解能になります。
freq.:時間方向の分解能(サンプリングレート)を1.0~48.0[kHz]の間で調整します。
high:High Passフィルタのカットオフ周波数を10~2000[Hz]の間で調整します。
low:Low Passフィルタのカットオフ周波数を500~6000[Hz]の間で調整します。
コーラス効果を生み出します。
ratio:コーラスの掛かった音声の割合を0~100[%]の間で調整します。
rate:コーラスの周期を0.1~20.0[Hz]の間で調整します。
depth:コーラスの振幅を0~100[%]の間で調整します。
low:Low Passフィルタのカットオフ周波数を100~20000[Hz]の間で調整します。
フランジャ効果を生み出します。
feedback:フィードバックの割合を50~100[%]の間で調整します。
rate:フランジャの周期を0.1~30.0[Hz]の間で調整します。
depth:フランジャの振幅を0~100[%]の間で調整します。
low:Low Passフィルタのカットオフ周波数を100~20000[Hz]の間で調整します。
フェイザ効果を生み出します。
ratio:フェイザの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
rate:フェイザの周期を0.5~30.0[Hz]の間で調整します。
high:High Passフィルタのカットオフ周波数を150~2000[Hz]の間で調整します。
low:Low Passフィルタのカットオフ周波数を2000~6000[Hz]の間で調整します。
トレモロ効果を生み出します。
ratio:トレモロの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
rate:トレモロの周期を0.5~30.0[Hz]の間で調整します。
type:トレモロ波形を"sin"、"saw"から選択します。
-:未使用。
単純なディレイです。
ratio:ディレイの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
time:ディレイの継続時間を0.0~100.0[%]の間で調整します。
delay:遅れ時間を10~1500[ms]の間で調整します。
tone:ディレイ音のカットオフ周波数を500~10000[Hz]の間で調整します。
ステレオディレイです。
ratio:ディレイの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
time:ディレイの継続時間を0.0~100.0[%]の間で調整します。
delay:遅れ時間を10~1500[ms]の間で調整します。
tone:ディレイ音のカットオフ周波数を500~10000[Hz]の間で調整します。
サスティン時間とリリース時間が調整可能なゲートリバーブです。
ratio:リバーブの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
sustain:リバーブのサスティン時間を50~1500[ms]の間で調整します。
release:リバーブのリリース時間を10~500[ms]の間で調整します。
tone:リバーブ音のカットオフ周波数を500~10000[Hz]の間で調整します。
小さい空間による反射をシミュレートしたリバーブです。
ratio:リバーブの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
time:リバーブの継続時間を0~100[%]の間で調整します。
stereo:リバーブのステレオ間を0~100[%]の間で調整します。
tone:リバーブ音のカットオフ周波数を500~10000[Hz]の間で調整します。
広い空間による反射をシミュレートしたリバーブです。
ratio:リバーブの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
time:リバーブの継続時間を0~100[%]の間で調整します。
stereo:リバーブのステレオ間を0~100[%]の間で調整します。
tone:リバーブ音のカットオフ周波数を500~10000[Hz]の間で調整します。
プレートリバーブをシミュレーションしたエフェクタです。
ratio:リバーブの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
time:リバーブの継続時間を0~100[%]の間で調整します。
delay:リバーブの遅れ時間を50~150[ms]の間で調整します。
tone:リバーブ音のカットオフ周波数を500~10000[Hz]の間で調整します。
スプリングリバーブをシミュレーションしたエフェクタです。
ratio:リバーブの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
time:リバーブの継続時間を0~100[%]の間で調整します。
-:未使用。
tone:リバーブ音のカットオフ周波数を500~10000[Hz]の間で調整します。
エコーをシミュレーションしたエフェクタです。
ratio:リバーブの掛かったの音声の割合を50~100[%]の間で調整します。
time:リバーブの継続時間を0~100[%]の間で調整します。
delay:リバーブの遅れ時間を50~500[ms]の間で調整します。
tone:リバーブ音のカットオフ周波数を500~10000[Hz]の間で調整します。
小技
設定の微調整を行う
Shiftキーを押しながらGUIを操作すると値の変化量が通常の1/5になって微調整が行いやすくなります。