ttm012(Synth D)

 ttm012は独自の波形合成エンジンとモジュレーション機構を搭載したデジタルシンセサイザーです。波形生成エンジンはttm002と同じですがフィルタ機能などを追加してより音作りの自由度を高めています。デジタルシンセサイザーを名乗っていますが、操作感はアナログシンセサイザーと同じでもちろんアナログシンセサイザーの音も得意です。

 5種類の波形生成パターンから任意の種類を選択し、最大8個のパラメータを調整することによって簡単な操作でメインオシレータ波形の生成を行うことができます。また、モジュレーション波形やLFO波形をサブ波形として重ね合わせることで、より複雑な音作りを行うことができます。

 最終的な音色調整のために、ハイパスフィルター、ローパスフィルター、コーラス、エコーが備わっています。

最新版 Ver.02.00KVRのサイトからダウンロード

1) パッチデータがホストへ正しく保存されない不具合を修正。

Ver.1.xxとはデータの互換性がないのでご注意ください。

過去のバージョン:

Ver.01.03

1) 起動直後のプログラムチェンジが実行されない不具合を修正。

Ver.01.02

1) ホストに保存したパッチデータが正しく反映されない不具合を修正。

Ver.01.01

1) サンプリング周波数を変えると音程がずれる不具合を修正。

Ver.01.00

1) オーバーサンプリング機能を追加。

2) アンチエイリアス処理の強化。

3) プリセットの変更。

Ver.00.01

1) ベータ版リリース。

特徴

パラメータの説明

メインオシレータの波形タイプ

 ボタンをクリックすることで波形の種類をSin/Rect/Rect2/Sin-N/Sin-Xから選択できます。波形の種類によってParam.1~Param.7の効果が異なります。使用しないParam.はグレーアウトします。

ウィンドウ

 メインオシレータ波形の両端の丸める範囲を調整します。数字を大きくするほど音色が柔らかくなる傾向があります。上側の波形が0%、下側の波形が100%のときの画像です。

サブオシレータ

 サブオシレータの調節をします。

モジュレーション

 モジュレーションの調節をします。

LFO

 LFOの調節をします。

フィルター

 フィルターの調節をします。

コーラス

 コーラスの調節をします。

エコー

 エコーの調節をします。

エンベロープの選択

 調整を行うエンベロープの選択を行います。調整したいエンベロープをクリックして選択してください。

音程によるエンベロープの調整

 音程(キー番号)によってエンベロープ速度が変化する度合いを調整しますプラスで音程が高くなるほどエンベロープ速度が速くなり、マイナスで遅くなります。

ベロシティによるエンベロープの調整

 ベロシティによってエンベロープ速度が変化する度合いを調整します。プラスでベロシティ大きくなるほどエンベロープ速度が遅くなり、マイナスで速くなります。

オーバーサンプリング

 ボタンをクリックすることでホスト側で設定されているサンプリング周波数に対して、内部処理のサンプリング周波数を何倍にするかを1倍(x1)と2倍(x2)から選択できます。内部処理のサンプリング周波数を上げることで音質の向上が期待できる場合があります

エンベロープレベル

 エンベロープレベルを調整します。音量とフィルタは0~100、音程は-100~+100の範囲で調整します。調整中のエンベロープレベルの値は下部のラベルに表示されます。

エンベロープ時間

 エンベロープ時間を調整します。調整中のエンベロープレベルの値[ms]は下部のラベルに表示されます。

メインオシレータ波形

 メインオシレータ波形を表示します

パッチ名

 パッチ名を変更します。テキストボックスをクリックすると入力モードに切り替わります。

音量ゲイン

 音量を調整します。数値が大きいほど音量が大きくなります。

パッチの保存/読み込み

 パッチデータの保存/読み込み/一時保存を行います。

小技

設定の微調整を行う

 Shiftキーを押しながらGUIを操作すると値の変化量が通常の1/5になって微調整が行いやすくなります。