ttm001(Drum machine)
ttm001は任意のWAVファイルを組み合わせてドラムセットを作ることのできるWindows用VSTi(32/64bit)です。以前使っていたフリーのVSTiが入手できなくなってしまったので自分で作りました。
面倒な設定などはできるだけなくしてWAVファイルを読み込むだけで手軽に使えるドラムマシンを目指しています。
*Reaperなど一部のホストではパッチ名や発音インジケータのクリックで発音が開始されません。
*プリセットはないので同梱されているkit00.binを読み込んで動作テストを行ってください。
ファイルはGoogleドライブにzip形式で保存されています。リンク先の右上にあるダウンロードボタンからダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルには2つのDLLファイルが含まれており、ttm001_x64.dllが64bit版です。お使いのホストに合わせて使用し、不要なDLLは削除してください。
最新版 Ver.2.02:KVRのサイトからダウンロード
1) ノブなどを操作中にマウスカーソルがWindow外に出ても正しく動作するように修正。
2) CPU負荷を軽減。
Ver.1.xxとはデータの互換性がないのでご注意ください。
追加ドラムキット:
1) ttm001_kit00
過去のバージョン:
1) 終了時にプラグインが固まる不具合の修正。
2) 32bit版のファイル名を"ttm001.dll"からttm001_x86.dll"に変更。
3) 起動時にプリセットデータを読み込むように変更。
4) Saveボタンで開くダイアログを"開く"から"保存"に修正。
1) GUI操作の不具合修正。
2) 起動に失敗する不具合を修正。
3) 設定データの保存形式を変更。
4) フィルタが正常に機能しない不具合を修正。
5) ピーキングフィルタの調整幅を変更。
6) デフォルトのパッチ名を変更。
7) デフォルトのノート番号を変更。
8) サンプルパッチを同梱。
特徴
16パッチ、同時発音数24音。
各パッチごとに、音量/ピッチ/パンを調整可能。
ステレオ8chのマルチアウトに対応。
グループ機能(オープンハイハットをペダルで止めるなど)搭載。
3種類のフィルタを搭載(ハイパスフィルタ/ローパスフィルタ/ピーキングフィルタ)
ベロシティや発音間隔に応じてピッチやアタックを自動調整する機能を搭載(マシンガン効果も抑制される)。
周波数とビットサイズを任意に変更してローファイサウンドを実現。
メモリ使用量が小さく負荷が軽い。
パラメータの説明
パッチの保存/読み込み
パッチデータの保存/読み込みを行います。パッチデータにはWAVファイルのデータも含まれています。
Save:パッチデータの保存。
Load:パッチデータの読み込み。
パッチ
クリックするとパッチがアクティブになり、パッチに割り当てられた音声が再生されると同時にウィンドウの下部でパッチの詳細な設定(下側の画像)ができるようになります。選択中のパッチは赤色で表示されます。
発音インジケータ
対応するパッチのキーが押されるとノート名のラベルが赤く表示されます。その後キーを離しても発音中はノート名のラベルが薄い赤色で表示されます。
またインジケータをクリックすることで対応するパッチに割り当てられた音声が再生されます。
グループ
グループ番号を1~16の間で選択します。同じグループ番号に設定されたパッチが発音中に別のパッチの発音を開始すると、既に発音中のパッチの発音が停止します。オープンハイハットの音が鳴っているときにペダルを踏むことによって音をミュートさせたり、シンバルのチョークなどの再現に利用できます。
パン
パン(左右の音の定位)を-100(左)~+100(右)の間で調節します。0で中央です。
ピッチ
音程を50(半分)~200(2倍)の間で調整します。100で元の音程です。
ボリューム
音量を0~200%の間で調整します。
チャンネル
出力先のチャンネルを1~8で設定します。それぞれのチャンネルはステレオ出力になっています。
パッチ名
任意のパッチ名を設定します。パッチ名の部分をクリックすると入力モードに切り替わります。最大16文字まで入力できます。
WAVファイル
パッチに割り当てるWAVファイルを選択します。"File"またはファイル名の部分をクリックするとファイル選択ダイアログが表示されます。Delボタンを押すことで読み込んだファイルをパッチから削除することができます。対応しているWAVファイルをドラッグ&ドロップすることでも読み込むことができます。
対応している形式は、8/16/24/32bitのWAVファイルです。多チャンネルの形式も読み込むことはできますがモノラルデータに変換して読み込まれます。
ノート番号
パッチが担当するノート番号を設定します。ノート番号は発音インジケータに表示されます。
フィルタ
フィルターの調節をします。
Lo:ハイパスフィルターのカットオフ周波数を調節します。
High:ローパスフィルターのカットオフ周波数を調節します。
ピーキングフィルタ
ピーキングフィルターの調整をします。
Mid:ピーキングフィルタの中心周波数を調節します。
Mid-gain:ピーキングフィルタのゲインを0.00~6.00[dB]の間で調節します。
オートピッチ
キーオン時のベロシティとキーオンの間隔に応じて音程を自動調整する機能の効き具合を調整します。0で無効になります。
ベロシティに関しては、90を中央値としてに60~127の値に応じて音程を変化させます。
キーオンの間隔に関しては、キーオンの間隔が0~500msの間で間隔が短いほど音程の変化が大きくなります。同時に、発音開始時の音量とアタック時間が0~200msの間で変化します。マシンガン効果を抑制することができます。
音質コンバータ
音声再生時の音質を調整します。
Freq.:サンプリング周波数を調節します。元のサンプリング周波数より大きくしても音質が向上するわけではなりません。
Bit:量子化ビットを調整します。元の量子化ビットより大きくしても音質が向上するわけではなりません。