ミステリーって、殺人事件が起きて、意外な人が犯人で、キャラがたった探偵が、ワケありげな人物を並べて、偉そうに事件の講釈を、時間たっぷりに解明するんでしょ? ときには時代を反映させて社会派を気取って、重苦しいトーンだったりして。人気の娯楽作品のクセにいまいましい。ドヤ顔。「今回の謎、解かれました? さすが! そうそう、お気づきでしたか。凶器は古典ミステリーへのオマージュです」なんつっちゃってよー。ミステリーのドヤ顔がいまいましいっつーの! 身もふたもないやっかみがこれらの作品を作らせたのです。ドヤ顔(崖の上で告白)。
↑『推理ミステリー秋野ファイル』。本編があるていで特選名シーンをでっちあげるとゆーくだらなさを愛でてほしい。本編を妄想すると楽しい。見る人に想像力を強いる作品。MEとSEを入れればもっとテンポが出るのに。そー考えると、テンポを出さなかったらどうなる? その作品を時間を置いて見返すとどう思う? が気になる性分。で、結論はMEとSEがない分、テンポが悪い。
↑『年の瀬ミステリー偽装』。好きな作品。白目。箱ボディーで作り直したい。
↑『新春ミステリー京都大阪つらら殺人事件』。つららが凶器で完全犯罪とか、小学生雑誌の付録である推理ブックちっくな世界観好き。難易度が低く偉そうじゃないから安心してのめり込める。ってゆーかのめり込まないで十分。その余裕が魅力。
アクション、心理戦、歴史、政治、なにより色気、そして悲哀。”くのいち”には人を惹きつける要素がたくさん入ってる。ボクが作るくのいちはどの要素も乏しく「特にくのいちじゃなくてよくね?」みたいなカンジに。あるある。
↑『くのいちスクロール』。短いやりとりで物語がテンポよく展開するの好き。このころ川尻監督の『獣兵衛忍風帖』を観て、アメリカでは『ニンジャスクロール』という名で出ていますって聞いてパクった。
↑『リアリズムのくのいち』。”くのいち”ってつけりゃいいんでしょ? みたいなヤツを始めてて恥。大好きなつげ義春の『リアリズムの宿』をパロったってゆーか、パロれてないカンジ。
↑『くのいちんちん』。タイトルも中身も下ネタ。登場するくのいちが色っぽい。(自分比)
↑『くのいちも3度まで』。エログロナンセンス。どの要素も入っているのに全然そんな気がしない。作風です。まともなことを言っているが、一切心に響かないのも作風。
↑『名探偵くのいち』。当時のメモをブログやsnsで集めた。キャラデザにかかった時間は20分。(短ッ)作画、全40枚に2日かかる。(まーまー)この作品から素材の細切れ投稿を採用。
↑『犬とくのいち』昔ばなしとくのいちのコラボ。コラボって言っとけー。ナニより女優の松坂慶子サンのマネをしたかった。もともと誰かのマネのマネなのか? 自覚がない。ちなみ芸人くりぃむしちゅー有田哲平サンの松坂慶子サンのモノマネは顔も似てて好きー。
↑『くのいちドッキリ』昔ばなしとくのいちのコラボ、 2ndシーズン。シーズンって言っとけー。ホント、浦島太郎と雪女は誰得? って思う。ドッキリだとしたら……、ありかも! と思って作った。
↑『おしっこくのいち』。便座に座って尿待ちしてるときの心理を描写。共感を呼ぶのか、伝わらないのか。おしえてちょーだい。エンピツで描いてスキャン。
↑『くのいち勝負 ロボ対犬』。途中に3dcgアニメが挿入される意欲作。演じ分けのさじ加減が絶妙。(自分比)
↑『くのいちランナウェイ』。池中玄太とムー系漫画家アスカを足して2で割りたかった。どうしても! 前作同様、途中に3dcgアニメが挿入される意欲作。『頭文字D』のよーな意味あい。技術があればmoveみたいな音楽を作って流したい。
↑『くのいち女王様』。くのいち女王様の悲しい性(さが)を描いた問題作。師匠のMっぷりを熱演。(自分比)
↑『ツッコミくのいち』。世が世なら、キャラの描き分けおよび演じ分けにおいて賛否両論が巻き起こりかねない問題作。心温まるラスト。(自分比)
↑『くのいちufo』。経験豊富でなんでも知っているのが師匠。こんなことや、あんなことも。ムフフ。(釣り)
↑『くのいち夢想帖』。以下、ネタバレ。夢オチ。
↑『ラストくのいち』。ボクの作品の傾向として、題材を破綻させたい。”くのいち”シリーズならば、いつまでもくのいちであってはいけない。そーゆー性分なのだ!