【指示書を確認。
指示期間、有効。
対象者、A様。
実施行為種別、口内の喀痰吸引。
指示内容、吸引圧、マイナス20キロパスカル。吸引時間、15秒以内。小型吸引器を使用。吸引チューブのサイズ、14フレンチ、40センチ。
その他の留意点、高齢で耳が遠いため、ゆっくり説明する。
先生のサイン、あり。
【流水と石鹸で15秒、手を洗う。
【必要物品の確認。
吸引器。
吸引チューブ、適正サイズ、使用期限、袋の状態に問題なし。
清浄綿。
洗浄水。
手袋。
【動作確認手順。
①、電源、オン。
②、チューブを折り曲げる。
③、マイナス20キロパスカルを確認。
④、チューブの折り曲げ解除。
⑤、電源、オフ。
【これらをA様のもとに運ぶ。
声掛け。A様、喉の奥にタンがあるので吸引にて取り除いていいですか?
①、カーテンをしめる。
②、吸引にあたって、できる限り楽な姿勢。(挙上、10~15°を目安。)
【吸引前の確認。
顔色、呼吸状態、良好。
義歯の状態、良好。
口内に傷、出血、残渣物、貯留物、なし。
咽頭付近にゴロおん、あり。
声掛け。準備します。
【吸引準備の手順。
①、手袋を装着。
②、清浄綿を取り出し、フタをしめる。
③、吸引チューブを取り出し、吸引器と接続。
【吸引の手順。
①、電源、オン。
②、水を吸って吸引圧を確認。
③、水をよく切る。
④、チューブの長さは口角から耳たぶ程度。
⑤、声掛け。A様、吸引します。
⑥、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11。
⑦、ゆっくりチューブを抜きます。
【撤収の手順。
①、清浄綿で吸引チューブを拭いて捨てる。
②、洗浄水を吸引し内側を洗浄しながらタンの観察。黄色く、粘り気、腐敗しゅう、あり。量は少量。
③、電源、オフ。
④、吸引チューブを連結チューブからはずし、保管容器に。連結チューブは吸引器にそれぞれ戻す。
⑤、手袋を捨て、保管容器のフタを占める。
声掛け。A様、吸引が終わりました。呼吸が楽になりましたか。姿勢を整えます。違和感はないですか。
【撤収後の観察。
顔色、呼吸状態、良好。
義歯の状態、良好。
傷、出血、なし。
タンを吸引しました。
【手を洗う。
【吸引後の報告。
A様の喀痰吸引を10時に実施。
タンの色は黄色、粘り気、腐敗しゅう、あり。量は少量。
顔色、呼吸状態、酸素飽和度、脈拍数、義歯の状態、良好。
傷、出血、嘔吐、むせ込み、なし。
ゴロ音がなくなりました。
A様からの訴え、ヒヤリハット、アクシデント、ありません。
以上で報告を終わります。
【吸引ビンの排液量が70パーセント以下なので廃棄せず。
【使った物品を補充。
【記録して終わりです。