「 ばか騒ぎ-3L 」 創意工夫 や 技術提案 の文例
創意工夫や技術提案の計画書・提案書・実施報告などにお使いください。
「ばか騒ぎ-3L」の導入と創意工夫などでの提案をご検討のお客様に
ばか騒ぎ-3Lの説明文章の例をご用意いたしました。創意工夫や技術提案の計画書・提案書・実施報告などにこのページの文章をご自由にお使いください。
※ご注意;
このページの例文や図は著作権フリーです。そのまま転載しても、必要に応じて書き換えて使用していただいても構いませんが、本頁の意図する目的(業務に関わる提案など)とは別の意図をもって(他の商品の営業や他者への誹謗中傷を目的とするなどで)使用するのはご遠慮ください。
なお、このページの文章はあくまで参考文です。ここに記載させている文例は発注者の採択や評価時の点数加算を保証するものではありません。提案に本頁の文例を使って採択されなかったとか、加点されなかったなどの苦情は一切受け付けられませんので、あしからずご了承ください。
技術提案や創意工夫などの提案は、事前に計画書を提出する必要があったり、施工後の報告書だけで良いものなど、業務を発注する自治体や組織によって仕組みや提出する際の書式が異なりますので、発注者の工事成績評定要領などでよくご確認ください。
文例はそれぞれの書式の項目や記入欄に合わせてご使用ください。
例えば、弊社のある島根県の場合、県発注の業務で創意工夫を提案する場合、事前に計画書を提出し、それが創意工夫となるかどうか事前に県が判断されます。認められた場合、工事で実施し、実施後に実施状況報告書を提出します。計画書と実施報告がそろって初めてその提案が創意工夫として評価対象(加点されるかどうかはまた別の判断)となります。このように事前に計画書が出ていなければ認められない場合もあれば、国土交通省のように実施状況を事後に報告しても加点対象とされる場合など、発注者によって様々です。
このページの文章はテキスト文書でダウンロードできます。→ 計画書用文例(そのまま開くと文字化けする場合がありますので、右クリックで「名前を付けてリンク先を保存」または「対象をファイルに保存」してから開いてください。;14.5KB)
ダウンロードしたテキストファイルをメモ帳やテキストエディタで開き、内容をコピー・貼り付けなどで使用することができます。
説明図はご覧のページ(このページの方法・手段・手法の図の部分)からダウンロードしてください。
ばか騒ぎ-3L は 創意工夫 のどの項目で提案するのか
創意工夫は発注する自治体などにより多少は異なりますが、ほぼ同じように考査項目「創意工夫」の中に「安全衛生」の区分があり、その中に「安全を確保するための仮設備等に関する工夫(落下物、墜落・転落、挟まれ、看板、立入禁止柵、手摺り、足場等)」のような項目があります。通常はこちらに該当します。
また、考査項目として施工状況があり、その中に安全対策など項目がある場合、創意工夫としての取り組み自体が評価点につながることもあります。
工夫内容・題名・表題などの例
・重機と作業員の接触事故対策
・重機用警報装置による接触事故の防止
・安全装置による重機と作業員の接触事故防止
・重機用安全補助器具による重機と作業員の接触事故防止
例1
作業員と重機の接触は死亡事故につながる恐れがあるため絶対に避けるべき事態である。接触事故が発生する原因として以下の事項がある。
① 重機付近で集中して作業する際に発生する周囲確認の怠り
② 重機オペレーターと作業員の意思確認の不徹底
③ 安全意識低下による作業員の重機への安易な接近
相手が分かっているだろうという思い込みや、慣れからくる危険行為を防止するには、安全意識を持って相手に確実に知らせ、必ず相手が気付いたことを確認することが重要である。
本現場にグーパー運動の目的(意思疎通)をより確実・効果的に行う方法として「ばか騒ぎ-3L」を導入し、個々の安全意識を高めて事故発生の可能性を減少させる。
例2
土木建設の工事現場では毎年のように作業員と重機の接触、巻き込み事故が発生しており、その多くは(ヒューマンエラー;人為的過誤や失敗)によって起きている。
ヒューマンエラーとして、作業員と重機オペレーターの間の意思伝達が行われない、または、互いに確認できないことなどが挙げられる。
「ばか騒ぎ-3L」を本現場に導入することにより、作業員と重機オペレーターの双方が相互に意思を確認できるので、重機との接触や巻き込み事故が防止でき、重機周辺の安全性が向上する。
「ばか騒ぎ-3L」は、3種類の信号を送ることができ、重機のオペレーターは作業員(監視員や誘導員も可)の意図を信号の着信と同時に知ることができ、素早い対応が可能となる。
例3
本現場では稼働中の重機周辺での作業が行われるため、重機と作業員の接触事故を防止するため、安全器具「ばか騒ぎ-3L」を使用する。
「ばか騒ぎ-3L」は作業員が重機に接近する前にリモコンで信号を送り、重機オペレーターは視界内に設置されたLEDライト点滅でそれを知る。
オペレーターは3種類の信号による対応(重機停止、周囲確認など)の後、LEDライトを消す。それと同時に自動的に重機屋根のライトが点滅する。
作業員は重機屋根のライト点滅で、オペレーターが気付いた(了解した)ことを確認できるため安全に重機に接近できる。
このように作業員と重機オペレーターが相互に確認できることにより、相手が分かっているという「思い込み」を排除でき、接触事故を防止できる。
「ばか騒ぎ-3L」の導入により重機オペレーターはLEDライトの光で監視員の合図や作業員接近の合図に速やかに気付き、 監視員や作業員はライトの点滅でオペレーターが気付いたことを確認できるため、 重機と人の接触事故を防止することができる。
「ばか騒ぎ-3L」の導入により、作業員と重機オペレーターとの間で意思疎通が確実に行われ、「分かってくれているだろう」といった思い込みを排除することができるため作業員と重機との接触事故を防止できる。
重機オペレーターは前方の作業に集中しているため、周囲の作業員の接近や監視員の合図を見落としやすく、 特に作業員が重機後方の死角から接近する場合は気付くことができない。
「ばか騒ぎ-3L」を使用すれば、作業員はリモコンで重機に合図を送り、 キャブ内で視界内にあるLEDライトが光ることで重機オペレーターが気付く。
また、合図を送っただけでは、本当にオペレーターが気付いたかどうか作業員にはわからないため、 合図に気付いたオペレーターがLEDライトの点滅を止めると同時に重機の屋根に取り付けたルーフライトが点滅するようにしてある。 作業員はルーフライトの点滅でオペレーターが気付いたことを確認でき、 オペレーターが気付いていると勝手に思い込んで接近することがなくなる。
このように作業員と重機オペレーターが相互に確認できるため、不注意(ヒューマンエラー) による接触事故を減らすことができる。
添付図・説明(方法・手段・手法)など (図を加えた箇条書きの例)
重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ-3L」の運用方法
重機に重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ-3L」を取り付ける。
作業員と重機オペレーターは光の色の意味を予め打ち合わせておく。
作業員が重機に接近する前にリモコンのボタン(赤青黄のどれか)を押す。
重機内の3色LEDライトが押したリモコンボタンに応じた色で発光・点滅する。
【※例えば黄色ライト(作業員接近)を光らせた場合】
LEDライトの点滅に気付いた重機オペレーターは重機を止め、周囲を確認する。
重機オペレーターは作業員を確認し、ストップボタンを押す。
重機内の3色LEDは消え、自動的に重機屋根の上にあるルーフライトが10秒間点滅する。
作業員はルーフライトの点滅でオペレーターが気付いたことを確認した後、重機に接近する。
この相互確認により作業員は安全に重機に接近することができる。
ご参考; 根拠・なぜそう言えるかという理由 など
互いの意思疎通が上手くいかない状況や理由
多くの施工現場では作業員と重機オペレーター間で「グーパー運動」のように合図を決めて安全管理を行っているが、 作業員が合図を送っても重機オペレーターが合図に気付かなければ重機に近寄ることはできない。 重機オペレーターも作業に集中しなければならないため、常時、周囲の状況や監視員を見ているわけにはいかない。
携帯電話で連絡する場合、一般的に重機キャブ内の騒音は低騒音型の油圧ショベルでもアイドリング状態で67dB以上はあり、 掘削作業などを行っていれば80dB以上となる。 スマートフォンや携帯電話の呼び出し音が40~60dB程度であることから着信音ではオペレーターが気付きにくい。
特に掘削工事で重機側面が切土斜面となっている場合、重機の後方で離れた場所から声や身振りで作業に集中しているオペレーターに気付かせるのは難しい。
標準案との比較
監視員の常時配置
重機への人の接近を監視する監視員を常時置く場合、13,000円/日、299,000円/月(1月=23日) (令和5年 島根県公共工事設計労務単価 交通誘導員B)の費用がかかる。
※注意;(この金額は令和5年島根県の労務単価です。 実際の提案では お客様の地域の労務単価 をご使用ください)
監視員や作業員が旗や身振り、グーパー運動で重機オペレーターに合図を送っても 重機オペレーターは作業に集中していて気付かない場合がある。
重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ」の導入)
重機向け安全管理補助器具「ばか騒ぎ」は月あたりのレンタル料金が40,000円である。
施工現場内において監視員を置く場合の費用(月あたり299,000円)に比べて7.4分の1の費用となる。
※注意;(この金額は令和5年島根県の労務単価です。 実際の提案では お客様の地域の労務単価 をご使用ください)
グーパー運動や旗など目視による合図や、笛や携帯電話呼び出し音などに比べ、 キャブ内の重機オペレーターの視界内にあるLEDライト点滅でより確実に知らせることができる。
監視員を置き、一般の人の接近や、災害現場で法面の崩れなどを監視する場合においても、 監視員がリモコンを持つことにより、LEDライト点滅 で重機オペレーターに速やかに知らせ、いち早く危険を回避することができる。
リモコン通信は重機の回転半径(一般的な重機で7~8m)の範囲外から重機内のサイレンを鳴らすことができる。
リモコンの通信距離は50m(見通し)で、重機の危険範囲の外から信号を送ることができる。
グーパー運動とは
重機の周辺で、近くにいる作業員が移動する際、重機オペレーターに手で「パー」を出す。 それを確認したら重機オペレーターは「グー」で返事をする。
喧騒な現場において重機の旋回半径内で行動する際の安全を確保する手段として一般的に使用されている。