【 テーマ 1 】情報通信技術の活用の意義と理論
2 . 児童生徒の ICT スキルを育成する授業
2 . 児童生徒の ICT スキルを育成する授業
【 学習目標 】
1人1台端末を活用した授業の参考動画を、児童生徒が発揮している ICT スキルに着目しながら視聴することで、 ICT スキルを育成するための授業イメージをもつことができる
1人1台端末を活用した授業の参考動画を、児童生徒が発揮している ICT スキルに着目しながら視聴することで、 ICT スキルを育成するための授業イメージをもつことができる
学習の流れ
0. 事前準備
【教員】
視聴用の動画を選定しておく → 利活用のための参考動画はこちら > (ここでは以下 4 校)
Google Classroom の[課題]から、授業概要と以下を共有する
□ 学生用ワークシート:白紙の Jamboard >、白紙のスプレッドシート >
【学生】
動画は PC 端末 で視聴するため、学生個人のイヤフォンを準備する
【視聴用動画一覧】
1. 目標と学習の流れの確認
Classroom に投稿された内容を読むとともに今回の授業目標を確認する
※ここでは複数回の授業で実践された学習の流れを紹介しています
目標:
「 1 人 1 台端末を活用した授業の参考動画を、児童生徒が発揮している ICT スキルに着目しながら視聴することで、 ICT スキルを育成するための授業のイメージをもつことができる」
【 Classroom 投稿例 】
2. グループに分かれて動画を視聴
(視聴用動画:利活用のための参考動画)
(視聴用動画:利活用のための参考動画)
① 動画を視聴する前に、どのような観点で、Jamboard にメモを入力していくべきかをグループで確認する
② グループで 4 つの指定された動画を分担視聴しながら、動画から読み取れたことを各個人の Jamboard に入力していく
動画は PC 端末で視聴するため、学生個人のイヤフォンを準備するよう指
定しましょう
Jamboard に記入するときの観点が決まらない場合は、少し視聴し、再度議論する等にして、徐々に観点を決めていくようにしましょう
観点別に色や場所を分類し、Jamboard でどのように情報を整理すればよいのか、イメージ画像を共有しておくとよいでしょう
【 Jamboard 例 】
3. 要素ごとに整理し発表
① 1 人 1 台端末を活用した授業実践に必要なスキルを整理するために、まずは Jamboard に入力されたものを動画ごとにスプレッドシートに転記する
② 転記した内容について、共通点を見出し、分類を行う(例えば「調べる」「まとめる」「伝える」のような 3 つに分類する)
③ どのような意見が出たか、グループごとに発表する
スプレッドシートでどのように情報を整理すればよいのか、イメージ画像を共有しておきましょう
【 スプレッドシート「児童生徒の ICT スキル」シート入力例 】
4. スキルを分類
① 動画を視聴後、どんなスキルを使っているか、 Jamboard に入力し、スキルの分類をする
② 分類したスキルの内容について「すぐに身につくスキル」「練習して身につくスキル」「継続して取り組むことで身につくスキル」の 3 つに色分けする
③ 他のグループのスプレッドシートを参照しながら、共通点を見出す
他のグループの分類内容を参照しやすいように、グループごとにスプレッドシートのファイルを作成するのではなく、1 つのファイル内でシート別にグループに記載させるようにしましょう
【 スプレッドシート「児童生徒の ICT スキル」シート入力例 】
5. 全体発表
① 各グループで議論した内容を全体で発表する
② 他のグループの発表を聞く中で得た気づきや学んだことは、自分のグループのスプレッドシートに新たに追加する
ICT スキルは使っていく中で自然に身についていくものだと思っていたが、小学校段階から高校生や大学生と同じように端末を使いこなす児童生徒を見て、意図的かつ計画的に授業や家庭学習、休み時間に組み込んで育成していることが分かった
教員自身が、「すぐに身につくスキル」なのか「継続して取り組むことで身につくスキル」なのかを見通せることが重要だと感じた。また、児童生徒が ICT スキルを身につけることで、「何ができるようになるのか」という視点がとても大事だと思う
◆ 課題内容
「児童生徒にどのような ICT スキルが必要になるか、またそれは授業等でどう指導していくべきか」をドキュメントでまとめて作成し、提出する
「児童生徒にどのような ICT スキルが必要になるか、またそれは授業等でどう指導していくべきか」をドキュメントでまとめて作成し、提出する
授業で自分の担当ではなかった他の 3 つの動画も視聴するように促しましょう
授業で学んだことを整理したうえで、自分の言葉で説明することが大事だと伝えましょう