【 テーマ 3 】児童生徒に情報活用能力を育成するための指導法
13 . 国語科における ICT 活用術
13 . 国語科における ICT 活用術
【教員】
Google Classroom の[課題]から、授業概要と以下の資料を共有する
□ 授業スライド
□ 学生用ワークシート:小説テンプレート(ドキュメント)>、感想フォーム >
□ 授業で使う資料:小説テンプレート(ドキュメント)>
□ 事後課題:事後課題用フォーム >
Classroom に投稿された内容を読むとともに今回の授業目標を確認する
※ここでは複数回の授業で実践された学習の流れを紹介しています
目標:
「 Google ドキュメントを用いて、オリジナル小説を協働で創作しよう」
① ドキュメントの使い方について理解する
② 教員によるスライドの解説を聞きながら、学生個人の PC 端末で演習しドキュメントの操作に慣れる
③ 操作方法が分からない場合は、配布された参考資料を各自で読む
Google Workspace for Education のアプリの使用に不慣れな学生もいるので、基礎的な使い方から説明しておきましょう
① 小説テンプレートを読み、概要と【 】が空欄の箇所がどこかを把握する
② 学習目標は、「簡単に楽しく取り組めるオリジナル小説の協働創作を通して、ドキュメントの操作方法や共同編集の意義を理解する」
テンプレートは学生自身に馴染みのある設定のものを教員の方で用意するとよいでしょう
テンプレートの空欄の数は学生の人数に合わせて作成するとよいでしょう
① 任意の空欄を 1 つ選び、そこに文脈にあった言葉を記入し
ましょう
② 他の学生が記入した言葉と関連した内容であるとなおよいでしょう
③ 自らの書いた言葉が他の人の記入した言葉と文脈上対応していなければ、修正しましょう
記入する内容は授業という場にふさわしい範囲をできるだけ読者の興味を引く内容になるように指導するとよいでしょう
① 学生全員で自ら空欄を埋めた場面を読んでいきましょう
② 小説のタイトルを小グループに分かれて考えましょう
③ 作業を行った感想を フォームで提出しましょう
記入した言葉と小説のおもしろさの関係性が対象化されるように指導できるとよいでしょう
みんなで共同編集ができるのはとてもいいと思った。紙ではなかなかできなかったことだからうまく活用していきたい。クラウド上で自動で文面が保存されるため、保存をし忘れてデータが消えてしまうこともないのでよいと思った。これから機会があれば利用し、生徒に教えられるようにしたいと思った
誰がどこを編集しているのかがリアルタイムで分かるので、何を記入すればいいのか困っている生徒がいたら他の人が記入した内容をすぐに参考にできると思った
上記教材では AI による小説の創作が取りあげられています。情報工学の発達が文学的な文章を書くことにどのような影響を与えているのか、またその発達がよいものであるのかどうかといった観点について、批評的に考えさせるような課題を課すとよいでしょう
成績評価のポイント
ドキュメントの使用に慣れているか
協働創作を適切に行えているか
創作の後の共有を行えているか