【 テーマ 3 】児童生徒に情報活用能力を育成するための指導法
12 . Chrome Music Lab の教材化
12 . Chrome Music Lab の教材化
【 学習目標 】
小学校音楽科の授業における Chrome Music Lab の教材化について、実際にアプリを使用しながら検討することができる
小学校音楽科の授業における Chrome Music Lab の教材化について、実際にアプリを使用しながら検討することができる
学習の流れ
0. 事前準備
【教員】
Google Classroom の[課題]から、授業概要と以下の資料を共有する
□ 授業で使う資料:Chrome Music Lab サイト >
□ 学生用ワークシート:白紙のスプレッドシート >、白紙の Jamboard >、白紙のスライド >
1. 目標と学習の流れの確認
Classroom に投稿された内容を読むとともに今回の授業目標を確認する
※ここでは複数回の授業で実践された学習の流れを紹介しています
目標:
「小学校音楽科の授業における Chrome Music Lab の教材化について、実際にアプリを使用しながら検討することができる」
Chrome Music Lab の活用についてチームで検討する中で、効果的なツールを選択し必要に応じて工夫しながら活用しましょう
【 Classroom 投稿例 】
2. Chrome Music Lab について知る
① Chrome Music Lab の全体像を把握する
② Chrome Music Lab の 14 のアプリのそれぞれの特徴をつかむ
③ 特に気になるアプリを選ぶ
児童生徒の視点で Chrome Music Lab のおもしろさをつかむことも大切になるでしょう
【Chrome Music Lab のアプリTOP画面】
3. アプリごとにチームをつくる
① スプレッドシートに横軸がアプリ名、縦軸に名前を記入して希望アプリごとに人数が分かるようにする
② 選んだアプリの人数が均一となるように適宜調整する
③選んだアプリをスプレッドシートの共同編集で投票させる
スプレッドシートの様子を見ながら、各チームの人数が均一になるようにするとよいでしょう
【スプレッドシート「チームわけ」記入例】
4. チームごとに選んだアプリの教材化について検討する
① 担当するアプリの特徴をチームで検討する
② ①で検討した特徴をふまえて、どのように授業で活用できるかを Jamboard の付箋機能を用いて検討する
【 Jamboard 例 】
5. チームごとに各アプリの教材化について授業での活用を検討し、スライドにまとめる
① 各チームで、アプリを使ってどのような教材を作るのか、 3 枚のスライドにまとめる
② スライドには、アプリの特徴、教材化の視点、つけたい力などを記入する
児童生徒の姿を想像しながら、アプリを活用しての作品事例を入れていきましょう
【 スライド「アプリの教材化」記入例 】
6. 各アプリの教材のアイデアを発表する
各チームで検討した教材のアイデアを、スライドを用いて発表する
作品例については、スライドにリンクを貼り、それぞれに見ることができるようにしましょう
小学生に分かりやすく説明するにはどうすればよいか、また、題材名や導入をどうしたら興味をもって取り組んでもらえるのか考えるのが大変だった。アプリの操作は簡単なので、音楽の知識のない児童生徒でもすぐにできると感じた。私はソングメーカーを担当したが、他のグループの事例もおもしろそうだった
アプリの特徴を知ることや想像力の大切さを感じた。私はメロディメーカーを担当した。現場で教材を使うときはうわべだけで判断せずに、自分で実際に体験してみる重要性を感じた。私たちは時間をかけて音楽を学んできたが、対象はまだ音楽経験の少ない小学生である。そのため、自分の固定概念を外し、小学生になった気持ちで考える必要性を感じた
◆ 課題内容
Chrome Music Lab と、どのようなツール( Jamboard 、スプレッドシート、スライド等)を組み合わせることでより効果的な教材をつくることができるかについて検討する
Chrome Music Lab と、どのようなツール( Jamboard 、スプレッドシート、スライド等)を組み合わせることでより効果的な教材をつくることができるかについて検討する
成績評価のポイント
Chrome Music Lab の教材化について具体的な事例を含めて紹介することができているか
その検討の過程において、Jamboard 、スプレッドシート、スライドを適切に用いることができているか