【 テーマ 3 】児童生徒に情報活用能力を育成するための指導法
10 . ICT を活用した算数・数学教育の検討
10 . ICT を活用した算数・数学教育の検討
【教員】
Google Classroom の[課題]から、授業概要と以下の資料を共有する
□ 学生用ワークシート:白紙のスライド > 、白紙のドキュメント >、白紙のスプレッドシート >
【学生】
教員が指定したグラフ作成アプリを学生個人の PC 端末で利用できるようにしておく
Classroom に投稿された内容を読むとともに今回の授業目標を確認する
※ここでは複数回の授業で実践された学習の流れを紹介しています
目標:
「数学の教材を含む内容で構成した Classroom を設定し、運用することができる」
① Classroom でどんなことができるのかをグループメンバーで各自調べ、各グループでスライドにまとめる
② 各グループがまとめたスライドを見比べ、新たな情報を得るとともに整理の仕方による効果を実感する(ファイルは 1 つだけ用意し、各ページにグループを割り振ります。そうすることで、他のグループのまとめもお互いに見合うことができます)
ユーザー別(学習者、教員など)、目的別(課題、情報共有など)のように、軸を決めて整理するとよいでしょう
参照した情報にアクセスしやすいように、URL を記載したり、情報源が確かであればリンクを埋め込んだりするとよいでしょう
① 中学校または高等学校範囲で作図を必要とする数学の問題を 1 つ取りあげ、その問題をグラフ作成アプリを活用して問題解決する教材をドキュメントで作成する
② より的確な教材を開発するために、①で作成した教材をグループで相互評価(コメント)する
③ 他者からのコメントをふまえ、教材を改善する
④ 事後課題(評価対象):改善した教材とともに、問題を取り上げた(選んだ)理由やその問題のグラフ作成アプリを使った問題解決過程、グラフ作成アプリならではの機能をどう活かしているのかなどを記したドキュメントを提出する
グラフ作成アプリを用いるからこそ可能になることや、よりよく探究できることに留意するとよいでしょう
使い手を想定して、使い方など必要な情報をグラフ作成アプリの当該ファイルに掲載するとよいでしょう
① 大学発行メールアドレスでログインして、Classroom からクラスを作成する
② 大学発行のメールアドレスとは異なる私用のアカウントで、作成した Classroom のクラスにアクセスできるか確認する
③ 受信側のアカウントでアクセスですることで、教材の閲覧・編集権限の設定がどのように影響するかを体験する
※ 大学のアカウント設定により、学内ドメイン外のアカウントを追加できない場合があります。その場合はアカウント管理者へお問い合わせください。
Google スライドを使ってグループで協働で調べることで、自分では気づけないことも知ることができた。それぞれのグループごとのまとめ方など、工夫されている部分から、どのように整理するのがいいのか考えることができた。共同編集ができるので個々でも、グループでも作業できるので使いやすいと思った
今まで気にしていなかったドメインの違いを体感することができた。他の授業でも、スプレットシートなどを共有する際に、共有がオンになっているか、ドメインの制限は設けているかなどを確認するようになった
他者評価やコメントをすることによって、自分が気づかなかったことや分からないことができるようになって、さらに学びが深まった
課題配信の際には、閲覧・編集権限を設定するよう促しましょう
クラスコードを利用して学生同士、お互いの Classroom にログインし、相互評価するとよいでしょう