子供たちは 空に向かい 両手を広げ
鳥や雲や 夢までも つかもうとしている
その姿は 昨日までの 何も 知らない私
あなたに この指が 届くと信じていた
空と大地が 触れ合うかなた
過去からの 旅人が 呼んでる道
あなたに とって私 ただの 通りすがり
ちょっと 振り向いて 見ただけの異邦人
いま、歌詞を完全に思い出せて
書き出しながら、鳥肌が立った。
この最後の
「ちょっと 振り向いて 見ただけの異邦人」
というこの一行に どれだけの凄いできのよさが詰まっているか。
10年に一度のフレースというか、まさに
売れるべくして売れた歌詞だ。
CMになっていて、この部分が流れ、火がついたのだが、
万人の心を揺らすものが、一行にある。
この、ちょっと振り向く、という行為と
久保田早紀という人の声、人としての雰囲気が、
ぴったりなのだ。
本当にアラブのような国で、なぜかふらり
一人で旅をしている日本の女の子。
なにかそういうものすべて、
一瞬で喚起する力が、この一行にはあった。
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