BOOWY というのは、誰もが思っていると思うが
バンドとしてやや別格の面持ちがある
それはひとえに、布袋氏のギターの作る世界は、世界でもオリジナルな
クオリテイの高いものだからではないだろうか
もちろん氷室のボーカル、ほかの二人の息もぴったりである
わがままジュリエットをはじめて聞いたとき、ギターの流麗なイントロから、
おもわず二度見ならぬ二度聴きした
泣き顔でスマイル すりきれてシャイン 踊るならレイン
ピントはずれの OHわがままジュリエット
笑いかけた恋が 邪魔になれば
傷つくだけの 夢がころがるね
DONTUCRY はなればなれじゃCRYCRYCRY
DONTUCRY 悲しがらすよなHOWTOLOVE
アンニュイラストナイトおざなりなプレイ漂うだけ
さび付いた夜のオブジェに抱かれて
愛も夢もソーイージーから周りで
何一つ残ってないけど
すげない仕草の マイダーリン
なれあいの指に FORGOODCHASE
フライデイナイト 笑い声が 思い出に変わる
よこしまなデイソリーム なげやりなシンパシー
裏切りのレイニーデイ
よこしまなデイドリーム 悲しみのシンパシー
歌詞は氷室のもので、独特の世界観を描いている。
BOOWYの曲はいずれも、どこかチャーミングで可愛げがあり
すこしも下品でない。
そこが長く深く、愛されてきた理由だろう。
女性に優しい歌詞ばかりなのである。
そして布袋のリフや曲の構成は建築的で古びない。
(この曲の作曲は氷室だが、アレンジなど布袋も関わっている。)