小さい頃は神さまがいて
不思議に夢をかなえてくれた
やさしい気持で目覚めた朝は
おとなになっても奇蹟はおこるよ
ーーー小さいころに神様がいた実感、あなたはありますか?わたしはなんとなく、分かります。サンタさんは、信じていた?そういう不思議な世界に、子供も自分も生きていたなんて、忘れてしまいますよね。
でもユーミンは、思春期から乙女の年頃になっても、そんな気持ちを持ち合わせていて、特別な朝には、そんな奇蹟が起こっているというのです。
カーテンを開いて
静かな木漏れ陽の
やさしさに包まれたなら
きっと 目にうつる
全てのことは
メッセージ
ーーー窓はユーミンが大好きなパーツです。「朝日の中で微笑んで」でも窓が大事な世界の入り口でした。朝起きて部屋の窓を開け、緑の多い外の景色と空気の中に身を乗り出す!それだけで、奇蹟が起こるのです。
生まれてきてよかったとごく自然に思える、素直で幸福な体験。
幸せな生い立ちの、ユーミンならではですよね。
そして目にするすべてのもの、すべての草や雲や鳥が、なにかを伝えているように見える。何の意味かよくわからないけれど。
小さい頃は神さまがいて
毎日愛を届けてくれた
心の奥にしまい忘れた
大切な箱 ひらくときは今
雨あがりの庭で くちなしの香りの
やさしさに包まれたなら きっと
目にうつる全てのことは メッセージ
ーーーユーミンには花の名前が出てきます。「春よ」にはちんちょうげが出てきましたね。意外と乙女なかたです。
なんともいい気分
そんな気持ちの曲
神様がいるって事はいいことです
守ってくれるし
世界は包まれている
神様がいたらいいのにね