昭和の名ドラマに「俺たちは天使だ」というのがあり、
このドラマはかっこよく、後主役級になる柴田恭平が脇役でおり、
まあいろんな意味で記憶に残っている。
主役だった沖という二枚目俳優がすぐ後に自殺してしまい、それはまるで、先日亡くなったある日本の若い俳優の様子と似ている。
言いたいのは、日本では、本当の二枚目というのはなかなか生き辛いということだ。高倉健さんなんて私生活は一切隠して、あちこち旅ばかりしていたそうだが、いき辛いこと多かったろう。
菅原文太さんは晩年孤高に反原発の活動をしておられた。
男だったら 流れ弾のひとつやふたつ 胸にいつでも刺さってる 刺さってる
走り出したら何か答えが出るだろなんて 俺も思っちゃいないけど いないけど
どうせ一度の人生さ 思い切って
運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ
このサビの「運が悪けりゃ死ぬだけさ」というのが強く心に残り、
今でも歌詞が歌えるのである。SHOGUNは「探偵物語」の主題歌もある。
そうそう、本当の二枚目のひとり、松田優作も早世した。
なんか苦い文になった。