歴史研究部では毎年、文化祭を区切りとした「研究テーマ」を定め、それに向けて一年間活動します。とはいえもちろん一年の活動がその年のテーマ一色に染まるということはなく、テーマに関連付けられる活動とそうでない活動が半々、といったところです。
今年のテーマは「徳川幕府」です!
徳川250年の平和。かつては否定的な見解の多かったこの時代に、今熱い視線が注がれています。近世日本の安定した社会はかつてない社会の成熟をもたらし、経済成長率は世界第二位を記録しました。徳川幕府はなぜ安定的な支配を実現し、社会の成熟をもたらすことができたのかー城郭・大名統治・思想・宗教・外交・経済・庶民生活・まちづくりの各視点から多角的に論究し、その実像に迫ります。
「戦国期の城郭の進化を多角的な視点から見つめなおす」ことを目標にしました。安土城や信長の城を主軸に、北条氏から徳川氏まで幅広い城を扱いました。
この年はかの有名な名将・武田信玄について、通史はもちろん人物像・合戦・家臣団など様々な視点から迫り、武田信玄という人物について考えました。