前ページで暗黙の型変換について触れました。
ですが、例えば変数型を勘違いして倍精度浮動小数点型で計算しなければならないところを整数型で計算してしまっているソースファイルがあったとします。
このようなソースファイルをコンパイル・実行すると、結果は思ったものと異なるはずです。
しかしながら、暗黙のルールでの計算なので、ソースファイルを見返してもなかなか原因の箇所を見つけにくいことがあります(ソースファイルが長くなるほど大変になります)。
このようなことに陥らないように、予め暗黙の型変換に頼らずに明示的に計算の型を指定する方法によって対処します。
この方法がキャストで、キャスト演算子によって実行できます。
教科書p35のlist0210.cを作成してください。解説は、下のFig. 1を見てください
Fig. 1