岡山大学薬学部

高度先導的薬剤師養成プログラム

1年生学外研修(2023年6月8日)

1年生を対象とした学外研修を、1学期の期末試験を終えた 6 月 8日(木)に開催いたしました。

参加した 1 年生は両学科合わせて 56名 。2台の大型バスで岡山県は津山市の津山洋学資料館へ赴きました。


今年は参加者が多いこともあって、2つのグループに分かれ、 入れ替え制にて、昼食と津山洋学資料館見学を楽しみました。


津山鶴山ホテルでの昼食前には、有吉教授による薬学科生を対象とした薬局・病院薬剤師以外のキャリアと大学院進学に関する話題提供ののち、田中先生の司会のもと博士課程在籍の岡西さんによる大学院生活に関するトークショーが行われました。1年生にとって、大学院が身近な存在になったことと思います


資料館では、小島館長らによ る資料館の説明の後、20 分間の資料館紹介ビデオを鑑賞し、小嶋館長による丁寧な説明を伺いました。歴史の教科書に記された『解体新書』の実物などに触れ、岡山に日本の医学、薬学、科学の源流があることを学びました。


お世話になった津山洋学資料館様、津山鶴山ホテル様に心からお礼申し上げます。

参加学生の報告書から(抜粋)

 「今回の研修旅行で薬学科の人とだけでなく創薬科学科の人とも話す機会があり、新しい友達を作ることができました。バスのレクリエーションではみんなと盛り上がることができてとても楽しかったです。

有吉先生のお話を聞いて、薬剤師以外の進路はたくさんあり、これから先の将来のことを考えたうえで、将来自分がどのような仕事に就くかを決めることがとても大切であると感じました。これまで、大学院進学はしない進路のことばかりを考えていましたが、選択肢として大学院進学があることも頭に入れておこうと思いました。自分の将来について考えていこうと思いました。

また、津山洋学資料館の展示や動画を見て日本の医療の発展のために昔の人がどれほど努力をしてきたのかが分かりました。一つ一つの単語をオランダ語から翻訳していくのはどれほど根気の要る作業であっただろうと想像すると気が遠くなりそうですが、翻訳を完成させることができたのは地道な努力があったからだと思います。そして、解体新書ができたばかりの頃の医療と今を比べると、これまでの間にこれほど発展していることに心を打たれました。これから薬学にかかわっていく者として努力を積み重ね、薬学の勉強を頑張っていこうと思いました。

アンケート結果(1低評価 ー 5高評価)