岡山大学薬学部

高度先導的薬剤師養成プログラム

1年生学外研修(2022年6月9日)

1年生を対象とした岡山県は津山市の津山洋学資料館へ学外研修に出向きました。

今年は、昨年までと比べ新型コロナウイルス感染も落ち着いたこともあり、1学期の期末試験を終えた 6 月 9 日(木)に開催いたしました。参加した 1 年生は両学科合わせて 49 名 と、昨年度までの倍にあたります。引率教員として「高度先導的薬剤師養成プログラム事業」 の実行委員を含む教員、そして博士後期課程の大学院生の総勢 58 名にて、3台の大型バスに分乗して現地へ向かいました。

道中は、自己紹介に加え、6 名の学生ワーキングボランティアが考えてくれたビンゴゲー ムなどで親睦を深めました。今年は参加者が多いこともあって、2つのグループに分かれ、 入れ替え制にて、津山洋学資料館見学と昼食を楽しみました。資料館では、小島館長らによ る資料館の説明の後、20 分間の資料館紹介ビデオを鑑賞し、2つのグループに分かれて学芸員による丁寧な説明を伺いました。歴史の教科書に記された『解体新書』の実物などに触れ、岡山に日本の医学、薬学、科学の源流があることを学びました。津山鶴山ホテルでの昼食時には、松本先生司会のもと、博士後期課程在籍の高村さん、駒井さんによる大学院生活に関するトークショーが行われました。入学まもない学生にとって、大学院が身近な存在にもなったようです。

お世話になった津山洋学資料館様津山鶴山ホテル様心からお礼申し上げます。

参加学生の報告書から(抜粋)

「今回の研修で特に印象に残った経験は大学院生によるトークショーです。私自身、大学院のことはある程度認識していたのですが、実際 に生のリアルな大学院のことが聞けたことで今までの大学院のイメージが変わりまし たし、加えて知らない情報も聞くこともできたので大学院の後期課程についても気にな りました。(略)この研修で、先生方とも交流が深められましたし、実際に漢方のもとの 乾燥したものなどを見ることもできたのでとてもよかったです。」


今回の学外研修ではとても充実した時間を過ごすことができたと思います。津山洋学資料館ではいろいろなことを学ぶことができました。岡山県から日本や世界の医療の発展に貢献した人がたくさんいることが分かりました。今まで誰も見たことがない体の中を見たりオランダ語を翻訳したり、資料館で取り上げられている多くの方は新しいことに労力を惜しまずに努力されて学び続けてきたことがわかり、そのような学ぶことに対する姿勢を私も見習いたいと思いました。大学生活が始まって二か月が経ち、初心を忘れかけ始めていた頃だったので気持ちを引き締めるきっかけになりました。昼食時に大学院の先輩方のお話が聞けたこともとても良かったです。大学院に進学するのもいいなとなんとなく考えつつも実際にどんな感じなのかわからなかったので、生活や学費のことが聞けてとても参考になり、大学院進学を将来の選択肢の一つとしてより明確に考えることができました。さらに、今回の研修を通して学部内の友人との交流を深めることができ、とても楽しく過ごせました。

アンケート結果(1低評価 ー 5高評価)