岡山大学薬学部

高度先導的薬剤師養成プログラム

川崎医大 & 倉敷芸術科学大学卒業制作展 見学研修(2023年1月17日)

 川崎医科大学附属病院は、全国に先駆け2001年よりドクターヘリを運用しています。この日は、用務を終えたドクターヘリがヘリポートへ帰還するところを見学し、高度救命救急センター・椎野部長よりドクターヘリの業務や救急医療についてお話を伺いました。

 午後は、倉敷市立美術館で行われている倉敷芸術科学大学芸術学部卒業制作展、また美観地区内の加計美術館で行われている大学院生の修了制作展を見学させていただきました。岡山大学薬学部と倉敷芸術科学大学芸術学部は2013年より、創薬科学科の学生にはクリエイティブな感性を養う機会、また、薬剤師を目指す学生には医療人としての人間性を養う機会になればと、交流事業を実施しています。当日は、学部長の馬場教授、メディア映像学科の丸田教授にご案内いただきました。

 貴重なお時間をいただいた先生方、関係諸氏にお礼申し上げます。

参加学生の報告書から


(薬学科)

 午前の川崎医科大学附属病院でのドクターヘリ見学では、(ドクターヘリそのものを間近 に見られたのも新鮮ではありましたが)説明をしていたドクターの口調やしぐさがとても 印象に残りました。具体的には、このような機会での説明に慣れていて余裕、という感じが 滲み出ているように感じました。しかし、それがあったからこそ説明内容が頭にはいってき やすく、結果としてドクターヘリに少し詳しくなれたのはよかったと思います。

 午後の倉敷芸術科学大学の卒業作品展の見学では、とても同年代のひとが製作したとは 信じがたい作品ばかりで面食らいました。ただ、理由は分かりませんが、ぼんやりと「自分 ももっと努力しなくては」と奮起させられました。このような面においても有意義な研修で はありましたが、漫画のような親しみやすいものから現代アートのような敷居が高いもの まで、純粋に幅広く鑑賞できてとても満足です。全く違った分野で頑張っている同じ年の 方々と、軽く交流できたのもよかったです。

 今回訪れた、附属病院も倉敷市立美術館も、近場でありながら行ったことがなかったので、 大変新鮮な一日を過ごすことができました。また、美術館の隣にある自然史博物館も面白そ うだと感じたので、可能であれば入館してみたいと思いました。今後も機会があれば再度、 参加したいと思います。


(創薬科学科)

 ドクターへリを初めて間近で見学しました。実際に飛行している様子も見ることができ、 感動しました。川崎医大にドクターヘリがあることは知っていましたが、そのほかに二台の 防災ヘリがあることは知りませんでした。私自身は岡山県出身で、医療に関係する学部に所 属していますが、今回の見学では知らないことばかりでした。ドクターヘリの運用の難しさ やいかに岡山県内や付近の医療、とくに近くに病院がない地域の医療に貢献しているのか が分かりました。学内で学んでいることとは違った視点で、医療について考えるが出来たす ばらしい機会でした。

 芸科大の卒業制作展では、絵画や彫刻をはじめ、ゲームや CG など多種多様な作品に触れ ることが出来ました。普段はなかなかアートに触れることのないですが、学生の方から作製 するにあたって大変なことや大学ではどのような勉強をしていたのかなど、お話を聞きな がら見て回るのが楽しかったです。