研究の成果 >
第6回政策系大学・大学院研究交流大会(主催:公益財団法人大学コンソーシアム京都)
日時:2010年12月12日(日)
場所:キャンパスプラザ京都
①松ヶ崎班「伝統と観光の共存はできるか?―京都市左京区松ヶ崎の盆行事の事例から―」【分科会8(市民協働)】
本報告の目的は、京都市左京区松ヶ崎の盆行事(妙法送り火、題目踊り、さし踊り)を事例として、担い手の考える伝統行事と京都市の観光政策の共存関係について考察することである。①松ヶ崎立正会と京都市役所文化財保護課へのインタビュー調査、②妙法送り火と題目踊り、さし踊りの現地調査、③佛教大学学部生への意識調査の結果を紹介しながら、伝統行事の継承や観光行政をめぐる問題点を考察し、具体的な提言を行う。
②ゑんま堂班「地域社会における仏教寺院の社会的役割―京都市上京区乾隆地区の千本ゑんま堂の事例から―」【分科会8(市民協働)】
本報告の目的は、現代京都の地域社会における伝統的な仏教寺院の社会的役割についての政策提言を行うことである。①千本ゑんま堂の住職へ のインタビュー調査と盆行事での参拝者へのアンケート調査、②上千本商店街の商店主に対して行ったアンケート調査、③統計資料等のデスク・サーベイ(文献調査)の結果を紹介しながら、これらの調査からみえた現在の地域社会や仏教寺院の抱える問題点を考察し、具体的な政策提言を行う。