研究の成果 >
第8回政策系大学・大学院研究交流大会(主催:公益財団法人大学コンソーシアム京都)
日時:2012年12月2日(日)
場所:キャンパスプラザ京都
①地蔵盆班「京都における伝統行事の今後」
京都には地蔵盆という行事が受け継がれている。地蔵盆は伝統行事としてだけでなく、子供の教育や地域交流に関わる行事としても存在している。人口減少や少子高齢化が問題になっている京都の中で、伝統行事としての地蔵盆の役割・意味とはどのようなものか。北区紫野金鵄町と伏見区 桝形町の地蔵盆の比較研究により、地域住民の行事参加、世代を超えた交流、伝統行事の継承に関する政策を提言する。
②送り火班「地域社会における伝統行事と観光―左大文字送り火の事例から―」
2008年の年間入洛観光客数は、5,000万人を突破した。しかし、現在の伝統と観光の関係は理想的なのだろうか。私たちは、京都の地域社会の代表的な伝統行事の一つである左大文字送り火を事例として分析する。また、それを支える地域住民・観光客・行政のそれぞれの立場を調査し、考察する。観光客・地域住民へのアンケートや保存会・行政へのインタビューを通して、理想的な伝統と観光の両立についての政策を提言する。