灯火の光源に電球を用いる信号機。電球自体に色はなく、電球の光をカラーレンズを通して灯火を現示する方式。電球は一灯(一色)につき1個使用され、光を反射鏡で反射させることで灯火全体を照らしている。
灯火の光源にLED(発光ダイオード)を用いる信号機。LEDの粒(素子/そし)それぞれに色がついている。一部電球式信号機の様に反射鏡を用いるものもあるが、基本百数十個ほど素子を敷き詰めることで照らしている。最近はLEDの明るさが増してきており、素子の数も初期に比べると減少してきている。
多くは電球式信号機のカラーレンズを指す。レンズに光を通すことで初めて色が表現される。模様がいろいろあり、年代や用途によって異なってくる。特殊なものになると、外からの光は内部に通さず電球の光はしっかり通す、などといったものもある。
LED式では、ほとんどが透明なカバーと化している。一部LEDの光を拡散させるなどの役割があるものがある。
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車両用の信号機。車灯と略される。歩行者用灯器がない交差点では、歩行者もこれに従うことがある。
歩行者用の信号機。人の形の記号を有する。四角形の灯火で、一辺が25㎝。
信号機を支える棒状の金具。腕金(うでがね)とも呼ばれる。
信号機は、アームだけでなくステーと呼ばれる斜めの棒にも支えられています。
アームと並行に近い角度で設けられる、ステーのようなもの。灯器を正面から見て、前後に振られないようにするための金具。アームが長いものになったりすると採用される。
日光がレンズに強く当たらないようにするためや、他の方向からの誤認を防ぐためなどに使用される。電球式信号機の場合は庇が非常に重要な役割を持つが、LED式信号機になり構造が変わってくると省かれることが多くなった。
交差点の信号機を制御する機械。多くの動作形態がある。
日光がレンズに強く当たらないようにするためや、他の方向からの誤認を防ぐためなどに使用される。電球式信号機の場合は庇が非常に重要な役割を持つが、LED式信号機になり構造が変わってくると省かれることが多くなった。
角型灯器や初期丸形灯器、鉄板は鉄製の筐体を使用している。錆びて穴の開いているものもあれば、なぜか状態の良いものもある。
分割型が出てから最新の低コスト灯器まで幅広く使用されているアルミ製の筐体の信号機。錆びはしないが、塩害の影響を受ける。
京三製のVSP,VSSはステンレス製となっている。
樹脂灯器といったらこちらを指すことがほとんど。紫外線により黄ばんでいるものがほとんど。錆びや塩害に強いため、一部地域を除いて海岸沿いなどで採用される。
繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastic)の略。ポリカーボネート製の灯器ほど黄ばまないのが特徴。劣化すると繊維が見え毛羽立つことがある。
電球式信号機など旧式の信号機が新しいものに置き換わること。信号機が別の灯器に置き換わること。
一般的な例では、角型灯器など古い灯器が低コスト灯器に置き換わったりなど。
工事など特殊条件においては、逆の事例が稀にみられる(長くは続かないことがほとんど。)。そう言った場合、「逆更新」や「更古」などといったワードが見られる。
別の場所で使われていた灯器が、移動し別の場所で使用されること。
目的の灯器が更新や撤去などされずに、情報通り残っていた場合に使用。
人によっては、レンズなどが換装されていた場合など、情報と少しでも異なった状態になっていた場合、現存とは見なさないという場合もある。
「げんしも」について、こちらのワードは「げんげんしもそん」というワードが略されたもの。「げんげんしもそん」は「現存」に由来するそうだ。
「げんしも」というワードは信号機マニアでしか使用されていないため、検索しやすくなるといったメリットもある。
更新とは違い、交差点などから信号機がなくなること。近年は4方向一灯点滅の標識化に伴う撤去が多い。もちろん、交通量減少に伴う撤去などそれ以外の事例は多々存在する。
同じ灯火が長時間点灯する信号機(押ボタン式や幹線道路の従道側の灯器)では、レンズが黒く劣化し焦げたような見た目になることがあります。その現象をレンズ焼けといいます。
庇が何らかの影響で飛んでいるもの。強風などで庇がなくなったものだけでなく、故意に外されたものでも使用されます。故意に外されたもののことをフードレスと呼ぶこともあります。
庇の外された灯器。または庇のない灯器(低コストなど)。
角度の浅い日光が灯器前面にあたり、内部の反射鏡に反射しすべての灯火が点灯しているようにみえる現象。基本電球式灯器でのみ起こる。この現象を避けるために特殊なレンズ(西日対策用レンズ)などがある。
電球式信号機で破損などの何らかの問題が発生した際に、蓋と呼ばれる部分を交換することがあります。イメージ画像の灯器では青灯に何らかの問題が発生し、蓋が換装されました。塗装の色が違うことがお分かりいただけると思います。この灯器では換装によりレンズ径も変わりました。
LED式信号機では、LEDの素子や回路に問題が発生した際に、問題の部分だけを交換することができないため、LEDや基盤のついたユニットと呼ばれる部品ごと交換します。
鉄製灯器やアルミ製灯器(薄型世代が顕著?)では、海が近いことなどにより塩害の被害を受けている灯器があります。鉄製灯器では錆が進行し、アルミ製灯器では塗装がはがれ、ボロボロになっているのを見ることがあります。
LED式信号機では、素子が1つや2つ、場合によっては模様の様にたくさんの素子が、点灯不良を起こすことがあります。LEDの寿命や回路故障の影響が関係しますが、その現象のことを素子欠けといいます。
同じ灯器でレンズ径の異なるものが同時に用いられている灯器。上の名称の〇には灯火色が入り、×にはレンズ径が入る。
代表的なものは赤だけ300㎜などである。
電球式だけでなくLED式の灯器にも見られる。
三方向の矢印を三灯矢印ではなく一灯矢印×3で設置されている灯器。また、その設置方法のこと。
これの発生要因は、もともと一灯矢印や一灯矢印が二つ(直右矢印など)設置されていたところに、あとから矢印が増設され三方向になった場合が多い。ただ、まれに何らかの理由で元からこの方法で設置されることもある。