模様が蛇の柄の様になっている。
樹脂灯器やアルミ灯器に見られるが、一部地域では鉄板にもこのレンズをはめた灯器がある。
網目レンズには会社・世代ごとに大量に種類がありますが、ここでは網目レンズとひとまとまりでご紹介します。
↑小糸製の網目レンズ(小糸網目)。
市松模様の様になっている。
小糸製のものは小糸ブツブツと呼ばれ模様も違う。↓
ブツブツレンズの暗いバージョンのようなイメージ。西日対策用レンズの一つで、独特な暗さが特徴。
ガラス製の古い小糸製灯器に用いられているレンズ。300mmはない。青みが特徴で、広く言えば網目レンズなのかもしれないが、基本格子レンズなどと呼ばれ区別される。濃色と呼ばれるレンズの1つ。
信号電材が開発した西日対策用レンズで、非常に性能が良い。独特な見た目をしていて、特殊な構造のためレンズは分厚くなっている。
以下のボタンを押すと、信号電材の会長日記にある開発秘話や断面を見ることができます。(別サイト)
特徴的な模様のレンズ。濃色レンズの一つで、ガラス製。愛知県ではある程度見られる。北海道や石川県などでも見られる。ある程度ある愛知県からは300mmタイプが絶滅しており、他の県でないとみられなくなってしまった。
鉄板二重格子レンズというのもあったが、絶滅済。そちらは樹脂に用いられるものとは模様が違った。(少し格子が荒いようなイメージ)
レンズの丸みが特徴のレンズ。下や横から見るとかなり前に出っ張っている。
スフェリカル(Spherical)というのは、球形の,球状の,などといった意味の英単語でレンズの形状を表している。
小糸製の初期の西日対策用レンズ。ベースは網目レンズで渦巻きの模様が特徴。灯器下部から見ると、網目レンズの模様が見える。小糸製の樹脂・鉄板・アルミ灯器に使用されていた。現存数は少なく、静岡・大阪・群馬・富山で見ることができる。以前はさらに多くの地域で見ることができた。
小糸製の濃色レンズ。300mmのみでガラス製。粒々の模様が特徴。古い樹脂・鉄板・包丁未遂に見られる。また、過去には300mmの角型・包丁にもみられた。
二等辺三角形がたくさん並んだ模様の濃色レンズ。小糸製の角型や古い包丁に見られた。
群馬県内のNS鉄板・NS初期丸形に見られる濃色網目レンズ。昭和50年代ぐらいのもの。小糸濃色格子とは別。
LEDの素子がそのまま見えるタイプのこと。初期LEDの時代から低コスト灯器の現在までずっと使われてきているタイプ。
NS初代薄型の画像は250mmの素子タイプ。
LEDの粒が長方形になっており、横向きに整列されている。実際はLEDの素子が四角形なわけではなく、レンズの影響でこのように見えているのだと思われます。面拡散の一種ともいえるかもしれません。面拡散というのはこの画像の赤灯のユニットがそれに当てはまります。(後述します)
LEDの光をレンズで拡散している方式のこと。粒が大きく見える。
NS,京三の薄型LEDやNS初代低コストなどで用いられる。
信号電材の面拡散ユニットは京三やNSの物とは異なった見た目になっている。区別するときもあれば、面拡散とひとまとまりのこともある。
LED灯器が登場してすぐの時は、かなり素子が小さいものを使用しており、小粒LEDなどと通常の素子式とは区別して呼ばれます。初期のころはメーカーや年代によって配列の特徴が異なっていました。
広島県のエクセル社が開発したLED電球。電球式灯器のソケットにそのままはめ込んで使えるような構造。製品の詳細は、下部リンクからご確認ください。(エクセル社HP)
後述するTYライトの素子の見えないタイプと見分けるのは非常に困難です。
東京都に本社を構える常盤電業株式会社が開発したLED電球。電球式灯器のソケットにそのままはめ込んで使えるような構造。初期のほうのTYライトは素子が露出しており、外からも素子が確認できる。最初期のTYライトはレンズを色付きの物から画像のような半透明の物に変えて使用されていた。改良が進むと色付きレンズでも使用できるようになり、素子が見えないタイプへ変更されるようになった。下部リンクから常盤電業HPへ飛べます。
スタンレー製の集約LEDユニットです。模様はブツブツレンズのような感じで、消灯時は灰色になります。京三製やNS製の灯器によく見られます。
小糸製の集約LEDユニットです。レンズ模様がひし形の網目になっていて、レンズ縁には模様がありません。このレンズは小糸T(薄型)のK6ユニットの灯器にも用いられています。
レンズにもやがかかっており、素子がはっきり見えなくなっています。ルーバーフードを取り付ける際などに使用されますが、ルーバーを外した灯器などで曇りレンズがはっきり見えるようになっている灯器があります。
日本信号や京三製作所製の弁当箱灯器で採用されていた古いレンズ。通常のレンズとの見分け方は、人形の透明度の違いを見るとわかりやすいと思います。旧レンズの場合、人型の透明度は低いですが、後代のレンズの場合は透明度が高くなっています。
他にも詳細な分類方法があると思いますので、今後判明次第記述します。