果樹園について

Kii’s Open Field について 〜 畑の成り立ち、栽培基準など 〜

土地と気候

施肥と防除

Kii's Open Field  2010年 北海道仁木町の果樹園を引き継いで開業しました。広さは約2ha、ほぼ平坦な畑には、余市川支流の後志種子川(しりべしたねがわ)が走っています。 この地域での果樹栽培の歴史は、明治十年代の北海道開拓初期から始まりました。

土地と気候   畑の土地は、余市川流域の扇状地にあります。 扇状地は、甲府盆地などと同様に、砂地で水はけが良いことで知られています。  余市湾に近く、積丹半島などの山に囲まれて、北海道の中では比較的温暖で、風も強い地域ではありません。 このような土地と気候から、果樹栽培に適していると考えられます。

施肥と防除   草生栽培で堆肥を中心とした施肥で化学肥料は用いません。畑でそのまま食べても安心な防除、すなわち単なる減農薬ではなく、食べる人の立場に立った農薬削減を行っています。具体的には、果物の種類によって異なる慣行基準の半分以下の散布回数にとどめ、収穫直前の農薬散布は行いません。ぶどう果汁加工用のぶどうは無農薬栽培、ブルーベリーは農薬カウントゼロ(オイル乳化剤のみ使用)です。

果物たち、果物から生まれたもの


収穫からお届けまで   収穫適期を見極めて、お届け時に "完熟" を目指して収穫します。早採りはしません。収穫は早朝から行い、その日のうちに発送します。西洋梨は木で完熟しないので、予冷・予備追熟して、食べごろの数日前にお届けします。


果物を活かす加工品   無農薬栽培ぶどうを用いて、ぶどう果汁(ジュース)、フルーツソースをつくっています。各種ジャムも、果物の風味を活かした製法で、低糖度で仕上げています。 焼菓子も自園の果物を使い、農閑期の12月、3月に限定製造します。 ワインぶどうの収穫・醸造は2019年から始めました。畑から車で5分の NIKI Hills ワイナリーで委託醸造していただいています。