農業委員会

就農してすぐに、農政課と農業委員から花束をもらいました

農地に関する取り引きお目付け役

一般的には、農業委員といえばこの仕事

農地法で定め、農地を適切に守っていくために、農地の売買・賃貸・転用を監視します

農業に関わる人でなければ、まず関係ない役柄

立場的には準公務員


ただし、この役割だけであれば、事務方(役場の担当部署)だけで実質的には十分です

月に1回かそこらの会議に出席して議案を追認していくのみです

新規就農・事業継承のマッチング

これからの時代、農業委員の本当の役目はこちらです

なぜなら、農地を守っていくためには、農業者が必要であるにもかかわらず、

現状の農業者は、家族経営が多く、日本の平均以上に高齢化が進み、後継者不在の

農地が多く、そうした農地は荒れていく可能性があります


一方、都会に住むサラリーマンなどには、地方移住のニーズはある程度存在します

しかしながら、新規就農希望者に「はいどうぞ」と迎えることは簡単ではありません

それは、渡す側も受ける側も、お互い相手の事情がわからないことが元々の原因です


そこで、農地を譲りたい農家と、移住を目指す人とを結びつける仲介者として、

地域の農地のことを知っている、農業委員の役割が求められるのです。